はなはなひろば活動日誌

横浜市鶴見区にある
子育て支援施設の日誌です

12月のイベントあれこれ

2013-12-28 14:03:07 | 日記


12月1日(木)に食育講座を行いました。親子でシェアし合って食べられる離乳食という内容でした。
特別に手の込んだ離乳食を考えなくても、ちょっとした工夫で出来上がった一つのものを大人も子どもも一緒に食べられるというメニューでした。(くわしいことはHPにも掲載の「はなはなだより31号でご覧ください。)
今現在離乳食を作って、日々奮闘しているママたちが参加してくれましたが、みんな生麦地域ケアプラザの調理室で真剣にお料理作りに取り組んでいました。
出来上がった料理がとてもいろいろあったのでびっくり。一つの素材がいく通りにも変身していました。

12月25(木)は、”絵本とともだち”のメンバーが、クリスマス会を兼ねて楽しい1時間を作ってくださいました。
終わり近くで、突然サンタさんが会場に飛び込んできてくれ、子どもたちは茫然自失状態におちいってしまいました。そして一人ひとり、すてきなプレゼントをもらって、大満足!
去年のサンタさんは、靴下の模様でバレバレになってしまいましたが、今年は大成功!頭の先から、長靴まで、しっかり変相。子どもたちは誰と気づく間もなく、サンタは忙しく立ち去ったのでした。

12月26(金)は、12月の「たんじょう会」でした。
3人の子どもたちをみんなでお祝いしました。この月に誕生日を迎えたのは、2歳のRくん、3歳のAちゃん、そして6歳のT君でした。
4月から始まった誕生会に、ずーっと参加してくれているSさん、Ⅰさん、Sさん(来年3月までの1年間、欠かさず参加してくださるそうで、皆勤賞を出さなければと思っていますヨ。)たちがこの日も、雨の中を来てくれ、嬉しいことでした。
3人のお祝いされる子どもたちのママが、エピソードを語ってくれる場面がありました。
まだ小さいRくんと、Aちゃんはママが話しましたが、6歳になったT君(来年4月には1年生!)は、家で書いてきたという文章を自分でしっかりした声を出し読んでくれました。ひろば中の大人たちが「すごい!」

と、期せずして拍手が沸き起こりました。
ひろばで食事のとき、一口一口”あーん”とスタッフが声を上げ、それに合わせて食べていたT君、トイレに行かれるようになった時にはみんなで手を叩いて(まるで自分の子どものように)喜んだものでした。
そんなときもあったT君が立派な”少年”になって、この日はみんなの絶大な祝福を受けているのでしから、私がその成長ぶりに感動しないわけがありません。
これからずんずん賢いT君になっていくことでしょう。楽しみですね。

12月27日(金)は、スタッフみんなで大掃除をしました。
1月6日(月)のスタートに備えて、床磨き、ロッカー整理、ベット、台所まわりなどなど時間をかけてすっかりきれいにしました。
はなはなだより31号もできあがり、新しい年を迎えられそうです。
それでは、しばらくお休みさせてください。
みなさん、ノロウイルス,かぜには十分気を付けて!!!


こうのとりのゆりかご

2013-12-04 16:29:48 | 日記


11月17日(日)戸塚で赤ちゃんポスト「こうのとりのゆりかご」に取り組んでいる熊本県慈恵病院の蓮田大二先生の講演会へ、「はなはなひろば」から4人が参加して、お話をお聞きしました。
「『こうのとりのゆりかご』6年の取り組みから」と題したお話は、蓮田先生がドイツで赤ちゃんが捨てられている実態を調べに行かれ,母子を守る取り組みを学び日本でも"赤ちゃんポスト"が必要だと、実践されました。
虐待が報道され、なぜ救えなかったのかを考える中で、日本で初めての"赤ちゃんポスト"を熊本に設置。
設置後は、賛否両論が渦巻く中で、たくさんの相談が全国から寄せられるようになり(相談窓口は24時間体制)、相談件数は6年間で3,767件、養子縁組相談は1,018件に登りました。
子どもにとっての一番の幸せを最優先に考えながら6年間を運営され、さまざまなつらい相談を一つ一つ真剣に受け止めてこられました。
その中で特別養子縁組(実子として養育する)が173人できたそうです。
"こどもは家庭で育ってこそ将来自分の家庭を作ることができる"という熱い思いがあって、この病院では赤ちゃんポストに預けられるこどもたちを。あたらしい家庭で愛情いっぱいに育てられる夫婦と親子関係を作れることが分かるまで心のケアの努力をされるとのことです。
養子縁組できないこどもたちは乳児院、そして児童養護施設で18歳まで育てられます。
また、いったんは「こうのとりのゆりかご」に置いてきても、後で母親のもとに戻っていったこどももあるようです。
預ける親は、いろいろな気持ちを持っているのでしょうが、共通するのは自分では育てられないが是非命をたすけてほしいという切実な願いでやってこられるのでしょう。
蓮田先生は、愛は教育によってそれを学ぶのではなく、愛されることによってのみ愛することを学ぶことができる」とおっしゃっています。
特別養子縁組でふたりのこどもと生活している男性の話もありました。「子育てとは、子を育てることよりも、子によって育てられ、さらに自分を育てることにより子も育っていくのだと痛切に感じました」といわれていました。

休日の午前中、ひさしぶりに感動をおぼえた講演を聞くことができました。胸が熱くなるような内容でした。
蓮田先生の温厚な人格のあふれる語り口は、きっと熊本の病院で、愛情あふれる看護士さんたちと一緒になって一人のこどもも見捨てない覚悟で取り組まれているのであろうという思いがうしろいっぱいに溢れていました。

11月25日(月)夜TBSテレビでドラマ化されて、「こうのとりのゆりかご」として放映されました。薬師丸ひろ子主演。ご覧になった方もおいででしょうが、もし再放送されるようでしたら、ぜひご覧になってください。
                                          M


開設7周年記念コンサート終わる

2013-12-04 16:27:15 | 日記


11月16日(土)は「はなはなひろば」の7歳の誕生日で、記念のコンサートが開催されました。たくさんのおやこ(お父さんも何人も来られていました)そしておじいちゃんやおばあちゃんも一緒に来てくださり、嬉しい限りでした。
前日スタッフのみんなで会場の準備をし(ケアプラザの職員の方たちも協力してくださいました)、音楽を演奏するにふさわしい部屋になりました。
当日は朝9時30分から5人の演奏する人、お話をする人が、なんども何度もリハーサルをしていました。
本当はオーケストラでする”ピータと狼”を、ヴァイオリン・ピアノ・クラリネットの曲に作りかえられるという、とても苦労されたもので、しかもそれに映像も用意してくださいました。(これがあってお話の内容がとてもよくわかり、さらに楽しいものになりました)
この他にも、みんなが知っている曲があり、手遊びがあり、子供たちのクラリネットを実際に吹くという楽器体験ありの内容でとても変化のある1時間30分でした。
会場を飾っていた、約80の小さな花(鉢)は、演奏終了後、参加してくださった皆さんにお持ち帰りいただきました。きっと、来年の今頃には立派に成長した花になっていることでしょう。子供たちの成長と同じように・・・

ささやかなコンサートでしたが、多くの人の力で楽しい会となりました。とりわけ、フローラ・トリオと、絵本と友だちの5人の方の並々ならぬ「はなはなひろば」への共感あってのこと、深く感謝申し上げたいと思います。
また、ケアプラザ、そして花月園不動産の林様から、思いもせぬご厚志をいただきました。あわせてお礼を申し上げます。                                                  M


おやこ体操

2013-12-04 16:24:10 | 日記

11月12日(火)いつも元気いっぱいの緑川さんの指導でおやこ体操が行われました。明るい大きな声につられるように親子がリズムに乗っての体動かしの時間となりました。テレビなどでよく知っている音楽なので馴染み深く、楽しくなってしまうような曲ばかりで、生麦ケアプラザの大きな部屋いっぱいを走ったり、飛んだり、歩いたりで終わる頃にはくたくたになり、小さな子は眠くなってきてしまったようでした。ママたちもふだんなかなか動かせなかった体をこどもに返ったようになって動かしていました。
この場で緑川さんから初めての挨拶は、締めくくりの挨拶などもきちんと教えてもらっています。午後ははなはなひろばに流れて、お昼を食べ、その後4時まで過ごした親子もいました。                          M