はなはなひろば活動日誌

横浜市鶴見区にある
子育て支援施設の日誌です

<自己主張をするということ>

2014-02-18 15:46:58 | 日記

 

あと一ヵ月で四月になろうという今日このごろのはなはなひろばは、これから幼稚園に行く子、保育園に行く子などが、残り少ない日々を、ひろばで楽しんでいます。

その上、もっと大きな子も加わって、このところひろばは活気づいています。

そうなると、時々あちこちで小さな諍いも起こります。その多くは、誰かが持っているものを取ってしまう、貸してあげない、追い越して先にやってしまうなどなど。

度が過ぎてコントロールできなくなってしまい、喧嘩も起こります。

そうなった時、見ている大人はどうしますか。

今日(2月Ⅰ7日の赤ちゃんタイムが終わった後の午後)はMちゃんとAちゃんのやり取りを書いてみましょう。

Mちゃんが持って遊んでいたものをAちゃんが黙って取ってしまいました。Mちゃんは突然取られてしまったので泣き出してしまいました。周囲に何人もの大人たちがいたのですが私を含めてじーっと見ていました。

たくさんの大人たちの目に見つめられてしまってばつの悪そうなAちゃんでしたが、返してあげることができません。その時、Mちゃんのママがちょっと離れた所からMちゃんに"自分でちゃんとどうしてほしいのか言いなさい。泣いているだけでは分からないよ。"と言ってあげました。Mちゃんはしばらく躊躇していましたが、頑張って返してほしいことを自分の口で何回かAちゃんに言えました。でもその場の状況に変化は起きません。

Aちゃんは頑として返してあげようとしません。そのあと、Mちゃんのママがそばに寄っていって”Mちゃんが終わったらAちゃんに渡すからって言ってごらん"と知恵を貸してあげました。

こんなやり取りがしばらく続いた後、AちゃんがやっとMちゃんに手渡すことができ、一件落着となりました。

そのあとは何事もなかったかのように、遊べましたが、私は、Mちゃんのママと話をしてみました。

 Mチャンのママはとても冷静にMちゃんに向き合っているなあと思いました。常日頃、Mちゃんに言っていることは、ちゃんと相手に自分の気持ちを言葉で伝えられるようにすることだということでした。それを小さいうちからやっておけば、思春期の反抗期にも冷静に話し合える関係がだれとでも作れ、すぐ切れてしまうような子にはならないのではないかと思っていると言われました。

言葉がある程度しゃべれるようになったら、このことはとても大事なことですね。日本人は、大人になっても意思表示がはっきりできないとよく言われます。以心伝心では本当の意思疎通はできません。

小さいうちから自分の思いが人の前でしっかり言葉にして伝えられるようにするには、子どもたちを頭ごなしに押さえつけてしまうことのないようにすることではないでしょうか。

子どもたちとよく話し合い、拙い言葉でも伝えようとしていることを時間をかけてよく聞いてあげる、大人の尺度でものごとを決めつけていかないなどを根気よくしていくことが大切なのではないかと思っています。きっと子どもたちにも言いたいことがいっぱいあるはずですが、大人のように上手に喋れないもどかしさがあることでしょう。

”だめなものはだめ”ではなく、どうしてだめなのかを話し合っていくことで子どもたちの心の中に、消化不良や萎縮を起こさない状態が作れるはずです。

子どもたちが成長していくステップで、ひとつ一つ納得のいくような状況を作っていってあげると、いちばん身近にいる家族ととても良い関係が作られていくのではないでしょうか。

この日、何人もの大人がAちゃんとMちゃんのやり取りの中にすぐに割り込まず、じっと見つめてくれていましたが、それぞれの人たちがどのような思いだったのか、聞いてみたい気がしました。

                                                  M


<またまた 雪やこんこ>

2014-02-18 15:46:02 | 日記

 

先週と同じような金曜日(14日)のひろばになりました。

明け方から降り出した雪が本格的になり、朝にはすっかり雪景色に変化していきました。雪の質が先週とは違い水っぽい感じがしたので、積もるのが遅くなるかなと思っていたのですが、そんなことはなく次第にひろばの前の道路も積もり始めました。先週と同じようにひろばは準備万端!Y君が、前回と同じように一番乗りで、ひろばにやってきました。

この日は、スタッフの子どもたちも加わって、マイペースのY君とが一緒になってずーっと楽しく過ごしていました。

午後遅くにRちゃんとK君が加わりましたが、さすがにこの日はこのメンバーで一日が終わりました。

雪の量は先週より多くなりそうでしたが、風がそれほどなかったのと、先週のことで学習が出来ていたので、それほど動ずることのない日でもありました。

帰りがけにK君が、"僕、雪だーいすき!”と言っていました。

きっとこれから家路に着くまで、あちこちで楽しい道草を食っていくのだろうなと想像しました。走り回ったり、転げまわったり、雪の投げっこをしたり…・・。何時に家に着いたかな?

                                                                      M


仲良くひろばをはんぶんこ

2014-02-14 15:05:51 | 日記


2月10日(月)。
午前中はあかちゃんタイム。昨年4月から始まったこの時間帯には、何組もの親子がやってくるようになっています。
ママたちも慣れてきたのか、午前中で帰るのではなくその後も残り、ランチタイムをとって午後もゆっくり過ごしていくようになりました。
4月のころはまだおっぱいやミルクだった子も離乳食に変り、テーブルを囲んでそれぞれの月齢に合わせて食事をし、ママたちも持参の昼食を摂るというにぎやかな時間となっています。
午後になると、大きめの子どもたちも来るので、ひろばをおもちゃ箱などで仕切り、2分するという工夫がされるようになりました。
小さな子たちが危なくないように、遊び場は大きな子たちと小さな子たちで、それぞれのスペース内で遊んでいます。
手前が大きな子用、奥側が小さな子用です。スタッフがそれぞれのスペースに一人ずつ付き、見守りをします。
これでとても安心です。
こんな工夫が、月曜日だけでなく、展開されています。
元気いっぱい、エネルギーがあり余っている子どもたちには、ちょっと狭い場所なのですが、これも小さい子をいたわる気持ちを知らせる良い機会かとも思っています。
                                                         M


ちょっとの休眠!?!

2014-02-14 14:45:33 | 日記

 

ブログを書かなければと思いつつ、様々なことが煩雑に絡み合い、そちらに気持が逸らされてしまっていました。
ひろばの日々は、変化に満ちていて書きたいことがいっぱいあったのですが、できませんでした。
2月8日(土)。前夜からの天気予報では、雪が降る・風が強い・積もるということでしたが、今回はその通りとなりました。7日(金)の明け方から降り出した雪は、さらさらした粉雪でしたのでどんどん積もっていきました。
この日、月1回の土曜オープン日でしたが、これではひろばに来る親子は皆無かと思いつつも、スタッフはエアコンで部屋を暖め、掃除をし、おもちゃの消毒、濡れた衣類などを拭くためのタオルを暖めたり、玄関に滑り止めのためのマットを敷いたり、いつも以上の忙しさでした。準備万端整えて、いつだれが来てもよいようにと待ち構えている時も、外は止むことなく粉雪が、吹雪となって振り続けています。
なんと、この日Yくん、Tちゃん、Yちゃん親子が,やってきてくれ、スタッフは大喜び、大感激で入り口まで出迎えに行きました。3組の親子は終わりの時間までゆっくりひろばで過ごして行きました。
歩き始めたYちゃんは妨げるものがほとんどない広いスペースを行ったり来たりをくりかえしすことができ、たっぷりの歩行移動が出来ました。
マイペースでゆったり歩いて遊ぶY君もひろばのどこへ行っても自分の思うように遊ぶことができ、Kちゃんは大きな子がいなかったので、ガードなしにはいはいしたり、ごろんと横になったり,つかまり立ちが頑張ってできていました。
外の雪は降りしきっていました。裏のお家の庭では、パパと子どもたちが大きな雪だるまをこしらえていました。
3人の親子が帰路につくときには、風も強くなり雪が舞っていましたが、きっとゆったり、たっぷり1日を過ごすことができ、大満足してもらえたのではないかと思っています。
わたしはといえば、上大岡からのバスが出ず、歩いて帰宅しました。雪の中を歩くこと50分。ズボッ、ズボッとひざ上まで埋まりながら…
                                                            M