「はなはなひろば」では、3年前の2011年10月より一時預かりをしています。これは市の補助事業の一環で、いくつかの制約(取り決め)があります.
△ひろば利用体験がある児童
△1回に利用できる時間は4時間
△月あたり原則8回を限度
などですが、「はなはなひろば」ではできる限り利用者の使い勝手の良いようにと心がけて来ています。
幸い、鶴見区での「子育て支援応援事業」(初回利用に限り3時間分の補助)も受けられるようにもなり、ひろばとしてポイントカードを出す(5時間利用で次回1時間分無料)など、工夫をして来て徐々にですが利用者も増えてき、今までに利用登録をした親子は200組を超えています。
さて、昨日月齢11か月のH君を預かることになりましたが、前日電話での依頼では、午前9時からとのことでした。10時から始まる「就職活動」(面接?)に間に合わせるためにはどうしてもこの時間から頼みたいとのことでした。また、時間も4時間を過ぎることもあるとのことでした。
「はなはなひろば」では、これをお引き受けすることにし、すぐにそのためのスタッフを配置する手はずをとりました。「内緒話」としたのは、このちょっとしたルール違反があるからです。
当日、8時30分には、この事態を聞きつけた3人のスタッフがH君に合わせて、来ていました。(通常は10時開始に備えて9時40分頃に来ることになっています)
今まで3回の一時預かり経験のあるH君でしたが、1度として泣くこともなく、よく食べ、良く寝、よく遊びました。何一つ、スタッフを困らせることなく、とても生後11か月の子どもとは思えない様子に、みんな感心してしまいました。
遊びでは、ひとり立ちをする、ソファによじ登る、音の出る電車のボタンを押すなど様々な「初体験」をして、私たちを楽しませてくれました。
いつも思っていることですが、私たちは「お世話をしている」「お世話をしてあげてる」のではなく、ともに支えあって「いま」を生きているのだと実感した1日でした。
ほんとうに困っている時(人)には、そっとルール違反をしてでも、何とか互いに助け合う気持ちをもっていたいものです。
来週またHくんは「はなはなひろば」に来てくれることになっています。
Hくん、また楽しく遊ぼうね。 Y