はなはなひろば活動日誌

横浜市鶴見区にある
子育て支援施設の日誌です

リニューアルオープンして1週間

2017-07-21 13:38:16 | 日記

 


生麦商店街の仮ひろばから、古巣の花月園に戻ってきて1週間が経ちました。
新しいひろばは以前より広く、とても使いやすいようになっています。
たくさんの方々のご支援があって素敵なひろばが出来上がったのだと感謝の気持ちで
いっぱいです。
親子がホッと一息入れられるようなひろばとして、たくさん使われることを願ってい
ます。


子が快適に使えるよういろいろ工夫がされています。遊具も増えています。一時的
にしまってあった本も以前のように本棚にキレイに配架しました。
10
()からオープンして、毎日たくさんの親子がやってきていますのでとても賑や
かです。
周囲で孤立してるような親子がみられたら、ぜひひろばを紹介してくださいね。
日々成長していくわが子の子育てが、楽しいものだと感じられるようになりますよ。M


新たな出発に向けて

2017-07-10 16:37:58 | 日記

2006年初夏鶴見区に常設の、子育て支援施設がないのがわかりぜひ必要と考えひろばを作ろうと思い立ちました。
 
「はな」はフラワー(花)、 そしてもう一つの「はな」はハングル(朝鮮語)で一つを意味する言葉から命名しました。
多種多様な花(こどもたち)は、それぞれ咲きほこる姿は違っても、 みんなひとつになって元気に育って成長してほしいとの願いを込めています。
 
任意のボランティア団体として活動を開始し、2007年NPO法人格を取得したことで、横浜市・鶴見区などの行政からも一定の支持を受けられるようにもなり、横浜市青少年局の”補助事業”として認知されました。
 
利用者も年々増加し、ひろばの中は活気に包まれた日々となりました。
そのような推移を重ねていたところ、使用していたひろば建物が、新しい耐震基準を満たしていないとのことで、横浜市から移転をするようにと指導を受けました。
移転やむなしということで、数十か所の物件を物色いたしましたが、意にかなった場所がなく、止むをえず建て直すことになりました。
ひろばが新しくなるまで生麦商店街の中の一角で9か月間仮のひろばをオープンし、1日も休むことなく活動ができるようにいたしました。
そして2017年7月より新しく建て替えられたひろばでの活動が開始されました。
このひろばができ上がるについては親子が気持ちよく過ごせるような充実した施設にするために、クラウドファンディングという募金方法を使って、たくさんの方々からのお力をお借りすることになりました。ひとりでの力では実り多いものとは決してならない事業が支援者を多数得られ、親子が楽しく時間を使える居場所になりました。
この活動を開始するにあたっては、ひろばにやって来てくれていた親たち、スタッフのネットワーク、他の地域でひろば活動を展開している仲間、そしてネットを通じて不特定の見知らぬ人々などから賛同してもらえ、支援の輪を広げられました。
 
国の政策の重点にも置かれている子育て事業は、少子化、孤立した子育て・虐待・貧困問題などなど、喫緊の課題を抱えています。
 
その中の一つでも脱却を図ることができるようと考えて始めたひろば活動は、ひと昔と言われる10年が過ぎ、これからますます必要とされるのではないかと思っています。
 
人はひとりでは決して生きてはいかれません。人と人が日常的に手を取り合い、気持ちよく交流しあいながら、よりよい社会を作っていくのでしょう。
”実家に来たみたい”と言われるはなはなひろばも小さな社会の一つではないかと思えます。
スタッフにも、ひろばにいる大人たちにも愛され、素敵なかけがえのない宝物として育っていかれるよう、そして大人同士も居心地よいスペースとしてひろばが存在しているようにしたいものです。
まだまだ、未熟な点も多々あるひろばですが、これからも多くの方のご協力、ご支援をいただきながら 活動を続けていくつもりです。なにとぞ、お力添え、ご叱正をいただけますようお願い申し上げます。
 
2017年7月
特定非営利活動法人 はなはなひろば
理事長 松村 京子