初めて、この料理の名前を聞いた時、何じゃ?それ?っと思った。
「スフレ」「グラッセ」なら如何にも美味しそうで良い香りまでしてくるのにラタトゥイユは不思議な料理と言うイメージしかなかった。
雑誌で、ある男性が手間が、かからず、その上、バランスよく、栄養が取れるのは洋食であると語っており、その時に紹介していたのが、ラタトゥイユだった。
作り方を見ると、おおざっぱに言って、切って炒めて煮るだけの簡単さが気に入り、何年か前から夏になると作り置きをしたり、頻繁に登場するメニューとなっている。
この料理、誰が作っても、同じ結果が出そうで、なかなか、奥が深い料理である。
コツはトマトを面倒臭がらず、湯むきすること。パブリカは、こんがり焼いて皮を剥く(エグミが取れる)水は一切使わず、野菜から出て来た水分のみで煮込むのだけれど、全部野菜を炒めた時点で一旦、具材を引き上げ、スープのみを煮込む。
この3点がポイント。
当初は、こんなものを煮て、おいしいのだろうか??とても疑問を持ったけれど、白い皿にラタトゥイユを盛り乍ら、仕上げに乾燥バジルと黒コショウを加えた時、もう有頂天になり、「ラタトゥイユって得意料理なの」っと言えそうな気がした。
お店でラタトゥイユを食べた事が無いので、味の比較は出来ないけれど、何年も作り続けていると大体のポイントがわかってくる。
こういうシンプルな料理ほど、オイルやスパイスの質がポイントになってくる。
ネットでラタトゥイユの語源を調べてみたら、「まずい煮込み料理(軍隊の)まずい食事」とあった。
一体、これは、どういう事なんだろう?
沢山の謎があるラタトゥイユ料理であった・・・|д゚)
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