映画：八重子のハミング

今日は映画を見に行ってきました。
陽信孝作「八重子のハミング」
夫は4度のがん手術。その時に妻は若年性アルツハイマー。

ここまで聞いて、私は若年性とは言われないでしょうがかかるかもしれないし、
姉が今かかっているのでとてもつらい気持ちで、ぜひ見たいと思いました。

私は歌うことが好きでいつも何か口ずさんでいます。
今日も朝、「音楽の泉」で中田喜直の曲をコーラスでやっていました。
「私は中田喜直の曲は大好きでほとんど歌えるわ、たぶん認知症になってもこれらの曲は歌えると思うよ」
と、夫に宣言しておきました。夫はＣＤ用意しておけよというのでちゃんとありますと答えておきました。

映画の八重子さんは食べることやトイレを嫌がりますが、その時歌を歌ってやるとご機嫌が直る。
歌の力を強く感じました。
ご主人は短歌を詠まれる方で、ＨＰから3首お借りしました。
　　　
　　　紙おむつ 上げ下げをする 度ごとに 妻は怒りで われをたたけり

　　　小尿を 流しし床を 拭くわれの 後ろで歌う 妻に涙す

　　　幼な子に かえりし妻の まなざしは 想いで連れて 我にそそげり

私はいつどうなるかわかりません。
でも歌を口ずさむ人間でいたいものです。