石丸日記

反原発運動半世紀
バックは福島第一原発事故を伝える福島民報2011年3月13日号

第一原発2号機 デブリに接触 No206

2019-02-23 10:10:44 | 脱原発情報

直径8㌢、重さ2㌔持ち上げ可能か?

(資料1)

(資料

 2月13日「東電報道配付資料」で「2号機 原子炉格納容器内部調査 実施結果」を公表している。
 それによると前回調査(資料1)と同じく、カメラと堆積物を持ち上げる指を持った棒状の15㍍のケーブルを炉内に挿入した。そして(資料2)のように50㌢四方の6カ所で直径8㌢、重さ2㌔の小石状の構造物を持ち上げることが出来たという。
 前回調査では図で示す通り、デブリの有る場所の直前で[50Sv(シーベルト)/h][530Sv/h][20Sv/h]という線量があったという。
 この毎時530Svが計測された真下で最高の[650Sv/h]が計測されている。それにしても凄い線量である4Svで半数が即死する半数致死線量と呼ばれる線量があるが、その160倍である。
 この線量は一部訂正されたが、ロボット操作で格納容器内部の放射性物質が貫通部を通って直撃する可能性もあり、非常に危険な作業であることに変わりはない。
 原子力規制委員会の田中俊一前委員長は「耳かきで削り取るほどのサンプル採取はできるだろうが、ガレキと混ざった膨大なデブリを取り出せるわけがない」と語っている。
 そのデブリ…総量は1,000㌧を超えると言われている。今回、触ったのは耳かき程度である。


 脱原発情報 No206号 PDF版はこちら

P2、 被ばくが避けられない現実!
  双葉町の避難とモニタリングデータが語る被ばく

P4 11歳少女100ミリシーベルトの被ばく
   その時少女は友達と外で遊んでいた

P5 放射能バラ撒き構想!!
   除染土再利用計画とは

P6 東電旧経営陣裁判の争点は…!






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