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新型 CIVIC e:HEV 綺麗に乗りたい(エンジンルーム洗浄編)

9月下旬から急に寒くなり、秋も早もう終わりなのかという感じです。
わたしの新型 CIVIC e:HEV も、半年点検を無事に終え、走行距離は 5,000km を超えました。
これからも、綺麗に丁寧に、大切に乗っていきたいと思っています。

今日は、綺麗に乗りたいシリーズの「エンジンルーム洗浄編」ということで、お話しします。
タイトルを見て、「お、新型 CIVIC e:HEV のエンジンルームを高圧洗浄してみたのか?」と期待された方もいるかもですが、あらかじめお断りしておきますと、そうではありません。

エンジンルームの水洗い、特に、高圧洗浄機を使ったエンジンルーム洗浄は、多くの方が関心を持っていると思いますが、今回の記事は、その点での御期待には応えられないかもしれません。
ですが、多少なりとも、何らかのお役に立てたら幸いです。



(目次)
・エンジンルーム洗浄の必要性
・エンジンルーム洗浄の方法
・エンジンルームを水洗いしても大丈夫?
・エンジンルームを水洗いしても大丈夫と TOYOTA は言っている件
・エンジンルームを開けて中を見てみました
・エンジンルーム洗浄、今後の方針


エンジンルーム洗浄の必要性

そもそも、エンジンルームを洗浄する必要は、あるのでしょうか?

車のエンジンルームを、長期間何もせずにいると、確かに汚くなります。
具体的には、砂や泥汚れが堆積・付着して、ゴム製のパイプやエンジンのカバーなど、
本来は黒い色をしている部品が、グレーっぽく汚れた感じの見た目になります。
(「長期間」がどれくらいなのかは、駐車環境次第と思います)

だからといって、車に乗ることに特に不都合は生じません。
エンジンルームは、普段はボンネットの下に隠れていて、目に見えない状態です。
そこが汚れていたからといって、それを気にしさえしなければ、特に不都合はありません。

因みに、プロの整備士の立場からは、「オイル漏れ等のエンジンの不調を発見し易くなる」ということが、エンジンルームを洗浄するメリットとして、言われています。

ですが、そういう御託以前の話として、
汚れたものを見れば綺麗にしたくなるのが、人間というものではないでしょうか。
汚れているから綺麗に洗う、それ以外の理由は必要ないと、わたしは思います。

愛車を大切に思う人であれば、エンジンルームの汚れを放置はできないでしょう。
人によって違えど、何らかの方法で、エンジンルームの手入れを行なっている筈と思います。

わたしも一度、旧愛車の4代目フィット e:HEV のエンジンルームを、見たことがあります。
青空駐車の期間が約2年ほどあったので、エンジンルーム内はとても汚れていました。
濡れタオルで拭き掃除をしようにも、手の施しようがなく、途方に暮れた挙句、
ボンネットをそっ閉じするしかありませんでした。

これから乗っていく新型 CIVIC e:HEV で、同じ轍を踏みたくはありません。
手間とコストを惜しむことなく、エンジンルームも綺麗に保っていきたいと思っています。




エンジンルーム洗浄の方法

では、エンジンルームを洗浄するために、具体的にどんな方法があるのでしょうか。
わたしが知る限りの方法を、以下に列挙してみました。
実施のハードルが低い順に並んでいます(順番が後になるほど実施のハードルが高くなる)。

<手の届く範囲を拭き掃除する>

エンジンルームを綺麗に保つための、誰でもできる簡単な方法です。
濡れタオル、あるいはフクピカなどを使って、手の届く範囲を拭き掃除をする。
エンジンルームの内部は複雑に入り組んでいるので、それなりの時間がかかる地道な作業となりますが、別途道具が必要になったり、実施の副作用(リスク)が考えられるなどがなく、誰でも手軽に実施できるのが良いと思います。
あのビューティフルカーズも、エンジンルーム洗浄については、この方法を推奨しています。

<シャワーで水洗いする>

普段洗車するとき、散水用シャワーで車体に水をかけている人も多いと思います。
その水を、ちょっと勇気を出して(笑)、エンジンルームにもかけてやりましょう。
そうすれば、エンジンルームを綺麗に洗うことができます。
濡れタオル等で拭くには手の届かない場所も、水で洗い流せるので Good です。

但し、エンジンルームの水洗いについては、世間で賛否両論に意見が分かれており、
「素人が下手に手を出すべきではない」とも言われているので、注意が必要です。
これについては、後ほどまた触れたいと思います。

<エンジンフォーミングクリーナーで洗浄する>

エンジンフォーミングクリーナー、という洗浄剤を使って洗浄する方法です。
代表的なのは、呉工業の「フォーミングエンジンクリーナー」あたりかと思います。

①泡状の洗浄剤をエンジンルームの内部に満遍なく吹きかけて、泡まみれにする
②そのまましばらく放置
③必要に応じてブラシで擦り洗い
④洗浄剤を水で洗い流す
⑤乾燥させて完了

という手順で、エンジンルームを洗浄するのですが、まず ① をやるのに心理的ハードルを超えないといけないのと、④ で水洗いが必要なので、そこでも度胸が要ります。

<高圧洗浄機で水洗いする>

散水用シャワーの水ではなく、高圧洗浄機の水を当てて、水洗いする方法です。
そこそこの水圧があるので、散水用シャワーを使うよりは洗浄効果が高いことが期待出来る反面、下手すると、エンジンルーム内のパーツを傷める危険性があるので要注意です。

・あまり近過ぎないよう、十分な距離を離して水を当てる
・同じ個所に長時間、水を当てないようにする

エンジンルームを高圧洗浄する際の注意点としては、このようなことが言われています。

<エンジンクリーナーガンで水洗いする>

高圧洗浄機による洗浄と実質的に同じですが、使用する道具が異なります。
エアーコンプレッサーで空気圧を発生させ、先端部に取り付けたエンジンクリーナーガンという細長い形状の噴射口から水を噴射させて、水洗いする方法です。
エンジンルームの奥深い箇所や、複雑に入り組んだ箇所など、狙った箇所にエンジンクリーナーガンを差し込んで、水を噴射させて洗うことができます。
エアーコンプレッサーを導入する必要がある点が、若干ハードル高めかなと思います。

<ドライアイス洗浄>

知っている人は知っていると思いますが、「ドライアイス洗浄」で YouTube を検索すると、車のエンジンルームや下回りの洗浄動画がたくさん出てきます。
見てみると、なるほどこれがドライアイス洗浄か、確かに凄いなと、わたしも思いました。
水洗いのように水で濡れることに伴うリスクがなく、それでいてあの凄まじい洗浄効果。
噴射の圧力はそこそこあるので、エンジンルーム内を傷めないようにする配慮は必要ですが、これはどのみち個人が DIY でやるものではなく、業者に依頼してやってもらうものだと思います。
3ヵ月に一度、業者を訪ねて、エンジンルームと下回りをドライアイス洗浄してもらう。
なんていうのもありかもしれません。


エンジンルームを水洗いしても大丈夫?

以上、エンジンルームを洗浄する方法について、列挙してみましたが、
我々のような一般人が無難に行なえるのは、濡れタオルでの拭き清掃かと思います。

ですが、それでは洗浄効果に限界があり、手間も非常にかかるということで、
水洗いによる洗浄方法に、目を向けることになるわけですが、
車のエンジンルームを水洗いすることについては、賛否両論に意見が分かれていて、
ここでひとつの大きな壁にぶち当たります。

「どんどん水をかけて洗って、全然問題ない」
「水がかかると危なそうな箇所を養生すれば、問題ない」
「もしやるなら自己責任で」
「よく分からないなら、やめておいた方が身のためだ」

・・・・ 等々、人によっていろんなことが言われます。
問題ないと言う人もいれば、危ないからやめておけ、と言う人もいます。
問題ないと言う人の場合も、以下の注意点は、ほぼほぼ必ず挙げているようです。

  • 高圧洗浄機を使う場合は、十分な距離を取って水を当てる
  • 同じ個所に長時間、水を当てすぎないようにする
  • バッテリー、オルタネーター、エアーの吸気口など、要所をビニールで養生する
  • 水洗い後は、電装系のコネクタ等、要所に残った水分を入念に飛ばす(乾燥させる)

  • 要するに、車のエンジンルームには、水で濡れると危険(=車が動作不良を起こす危険性)な部位がある、ということが言われていて、その点を巡って、問題ないだの、問題あるだの、自己責任だのと、喧々諤々言われているわけです。

    エンジンルームを水洗いした結果、車のエンジンがかからなくなった等のトラブルに遭遇した人もいれば、そのようなトラブルとは無縁でガンガン水洗いしているという人もいます。

    自分の車のエンジンルームの場合は、どうなのか。
    水洗いできるのか、できないのか、気になるところですよね。

    「最近の車は防水対策されているので問題ない」という考え方は、一つあると思います。
    つまり、水で濡れたら危ない箇所があるとかいうのは、昔の古いクルマの話であって、
    最近の車は(余程のことをしない限りは)大丈夫だ、という考え方です。
    わたし個人的には、その考え方はあるのではないかという気がしています。

    ですが、もし仮にそうであるとしても、最近の新しいクルマと古いクルマの線引きはどこなんだという話になりますし、メーカーとしても、もし万が一ということもあるので、「エンジンルームの水洗い? 全然大丈夫ですよ、保証します」とは決して言わないだろうと思います。




    エンジンルームを水洗いしても大丈夫と TOYOTA は言っている件

    そんな中、YouTube を見ていて、気になる動画を見つけました。
    エンジンルームの水洗いに興味を持ち、いろいろと調べているうちに遭遇した動画です。

    「トヨタは、中古車の拘りも凄かった!見えない所も洗っちゃうトヨタ認定清掃工場に潜入するよ【工場見学】」
    https://www.youtube.com/watch?v=-9N2nYKPx2g

    中古のトヨタ車を販売する前に、工場で徹底的に洗浄・整備をしていることの紹介動画です。
    洗浄の各工程別に、動画は以下のチャプター構成となっています。

  • 運転席シートを取り外しての清掃
  • 車内の清掃
  • 見えない隙間も清掃(ドアの継ぎ目やヒンジなど)
  • フロアマットの洗浄
  • モールドやドアノブの隙間、ホイールの洗浄
  • エンジンルームもガンガン洗う!(10分49秒~)
  • 鉄粉もしっかり落とす
  • 磨きとワックスがけ

  • この動画の 10分49秒~ が、「エンジンルームもガンガン洗う!」という内容となっています。
    タイトルに「!」が付いていることが、賛否両論あることを物語っています(笑)
    その 10分49秒~ 以降の該当箇所を見ると、非常に興味深いことが説明されています。
    具体的には、次の2つがはっきりと明言されています。

  • 電装系もしっかり防水対策されているので、普通に水をかけて泡でゴシゴシ洗っても大丈夫
  • 高圧洗浄機での洗浄は、トヨタ本社から指示された作業内容である

  • 水がかかると危ない箇所は、ビニールで覆って養生して、なんてことは一切言っていません。
    普通に水をかけてガンガン洗って大丈夫、と断言しています。

    但しこれは、トヨタ認定中古車の整備工場なので、トヨタ車に限った話かもしれません。
    また、↑の動画では触れられていませんが、高圧洗浄が完了後は、電装系のコネクタ等の水気をしっかりと飛ばす、それはやっておく方が安全かとは思います。
    その点は、くれぐれも注意が必要と思います。

    ということで、最近のトヨタ車に乗っている人は、エンジンルームをガンガン水洗いしても大丈夫であると、本社からのお墨付きが得られているわけですね、何とも羨ましい。
    HONDA の場合はどうなのか、気になるところです。



    因みにですが、わたしのお世話になっている HONDA のディーラーで一度聞いてみましたところ、点検の際にエンジンルームを洗浄する場合はスチーム洗浄を行なっている、とのことでした(おそらくエンジンクリーナーガンによる洗浄と思われます)。

    そのときついでに、「エンジンルームで水がかかると危ない箇所はありますか?」
    とも聞いてみましたら、「いえ、特にないと思いますけど ・・・・」とのことでした。
    何でそんな当たり前のこと聞くの? というような雰囲気を醸し出していたのが、印象的でした。

    そのように言ってはいただいたのですが ・・・・
    実際に自分でエンジンルームを水洗いしようかとなると、やっぱり勇気がいります(笑)


    エンジンルームを開けて中を見てみました

    そんなことで、わたしの新型 CIVIC e:HEV も納車から半年が過ぎ、そろそろエンジンルームの中を確認する必要があると思って、つい先日、ボンネットを開けて見てみました。

    普段、家(賃貸)ではガレージに停めて、会社で仕事中も立体駐車場に停めています。
    なので、たぶんそんなには汚れていないのではないかという事前の予想通り、
    エンジンルームの中はそこそこ綺麗な状態だったので、今のところはひとまず安心です。



    指でなぞると、多少の粉塵の付着が目立つ箇所もありました。
    具体的には、黒い色をしたゴム製のパイプと、あとはエンジンカバーですね。
    納車から約半年という期間が経っているので、それなりの粉塵の堆積はあるようです。
    ですが、全体のパッと見の感じでは、黒の黒光りは健在で、まだまだ綺麗な状態です。

    聞くところによると、一部のパイプやカバーがオレンジ色をしているのは、
    ハイブリッド車特有の高電圧部位、つまり「触るなキケン」な箇所なのだそうで・・・・。
    その他にも、どこもかしこも非常にこう、技術の粋を感じさせる複雑な造りをしていて、
    見れば見るほど、水をかけて洗うことには腰が引けてしまいます(笑)



    そんな感じで、今年の3月末に納車されたわたしの新型 CIVIC e:HEV のエンジンルームは、約半年が過ぎた今現在、まだ綺麗な状態を保っており、目で見て確認できた汚れを濡れタオルで拭き、マイクロファイバーのモップで払う、その程度の作業で済みました。

    ですが、これから冬を迎えると、強風が吹き荒ぶ日が多くなります。
    そうなると、ガレージに停めていても、折からの強風が吹き抜けていきます。
    粉塵が舞い上げられ、少しずつエンジンルーム内に堆積し、汚れていくと考えられます。

    つまり、今までの約半年間に比べて、駐車環境の条件が悪化するということです。
    なので、対策が必要です。




    エンジンルーム洗浄、今後の方針

    そんなことを考えて、わたしの新型 CIVIC e:HEV のエンジンルームを、今後どのように手入れしていくかの方針としましては、エンジンルームの「洗浄」というよりは、こまめな「清掃」を日頃から心掛けていこうかなと、そんな感じになります。

    要するに、高圧洗浄機などを使って「洗浄」しなければいけないような、そこまでの汚れた状態に至る前に、今の綺麗な状態を維持していくためのこまめな「清掃」を、日頃から心掛け、実践していくということです。

    具体的には、毎週の洗車を行なっているその折に、ボンネットを開けて、
    エンジンルーム内のそこかしこを、マイクロファイバーのモップでチャッチャと払う(笑)
    一見まったく汚れてないように見えても、それをやる、これが重要です。

    もう1つ、先日導入した秘密兵器のコードレスブロワが、有効に活用できると考えます。
    それを使い、エンジンルームを満遍なく吹かし、薄く堆積した見えない粉塵を早期に除去する。
    これも、どこもまったく全然汚れてないように見えても、やる、それが肝心です。

    そういったことを、毎週の洗車ルーチンの中に組み入れ、実践していくことで、
    今の綺麗なエンジンルームの状態をどこまで維持できるか、やってみようと思っています。

    大切な愛車に、綺麗に大切に乗りたい。
    そのためなら、どんな努力も惜しまない。
    そんなわたしの、潔癖症のグレーゾーンに、今後益々磨きがかかることになりますw


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