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新型 CIVIC e:HEV 6ヵ月インプレッション

今年の3月末に新型 CIVIC e:HEV のオーナーになってから、半年が経ちました。
今後とも、毎週の洗車を絶えることなく、続けていきたいと思っています。

それはそうと、半年間乗ってみて、良い点、いまいちな点、実際問題どうなんだよと。
今日はその辺りについて、「6ヵ月インプレッション」ということでお話したいと思います。
以前の記事「一ヵ月インプレッション」では、納車から一ヵ月時点での雑感を綴りましたが、
それとの比較、あるいは、新たに思ったことなどを書いていきます。



(目次)
・取り回しのし易さ
・燃費
・給油の間隔
・洗車
・BOSE プレミアムサウンドシステム
・ステアリングスイッチ
・走りの素晴らしさ


取り回しのし易さ

車体の取り回しの良さを示す指標としては、サイズ、重量、最小回転半径あたりでしょうか。
新型 CIVIC e:HEV は、先代の愛車 4代目フィット e:HEV と比べると、それらの指標が軒並み増大しています。



車高が 13cm 低くなっている以外は、全長が +55cm、幅が +10cm、最小回転半径も +80cm となって、4代目フィット e:HEV よりも取り回しの良さは確実に低下します。

でもまあ、そこに文句を言っても仕方ないと思います。
車格が上がり、性能と装備が上がるわけですから、サイズが増えるのは致し方ありません。
ソニーの一眼カメラのようにはいきません(笑)

ただ、不安要素はいくつかありました。

全長の +55cm は、家(賃貸)のガレージに収まるギリギリの線でした。
それ以上の全長アップだと、ガレージに収まらず、諦めざるを得ませんでしたが、
そこはまず無事クリアーできました。

あとは、コンパクトな 4代目フィット e:HEV に今まで乗って来て、全長 +55cm、幅 +10cm のサイズアップが、実際の運転にどれくらい影響するのかが未知数でした。
新型 CIVIC e:HEV はアラウンドビューの装備が無く、フロントカメラも付けられません。
amazon で Wi-Fi カメラを買って、前と左右に取り付けることも、真面目に検討しました。

要するに、擦ったりぶつけたりしないかが、心配だったのですが、
実際に乗ってみると、それも杞憂に終わりました。
車体の大きさで、運転に不安や支障を感じることは今のところありません。

最小回転半径 +80cm の影響としては、以前は立体駐車場から一発で出られていた場面で、途中で一度切り返さないといけなくなった、というのはありますが、大きな問題ではありません。
あと、マクドナルドのドライブスルーにまだ行ったことがありませんが、新型 CIVIC でドライブスルーに行ってスタックしたという話は聞いたことがないので、これも大丈夫でしょう。

新型 CIVIC e:HEV の、取り回しの良し悪しとしては、
特に問題なし(何とかなる)、がわたしの個人的感想です。


燃費

先代の愛車、4代目フィット e:HEV と、燃費のカタログ数値を比較すると次のようになります。



WLTCモード、市街地モード(WLTC-L)、郊外モード(WLTC-M)、高速道路モード(WLTC-H) という指標は、より実際の走行環境に近い燃費を表示できるようにと、日本国内では2018年頃から導入が開始された、燃費の表示方法の国際基準とのことです。

実際の実燃費は、ドライブモード、エアコンの ON/OFF、その人のアクセルの踏み方などによって変わってくるので、WLTCモード燃費のカタログ記載値通りになるとは限りません。

4代目フィット e:HEV、新型 CIVIC e:HEV、いずれの場合も、「実燃費 ≧ カタログ燃費」という結果になることが多いと、それははっきりと感じています。

4代目フィット e:HEV の場合だと、朝の通勤時に普通に走って、燃費が 40km/L 前後ということはザラにありました(但し、車がそれほど混まない朝の時間帯を選んではいましたが)。
高速燃費も 30km/L は楽に超えていました(但し、ECON モード且つ 85km/h~90km/h の ACC 定速走行という条件付きで)。

新型 CIVIC e:HEV も同様です。
高速燃費はカタログ記載の 23.4km/L なんていうものではなく、20km/L 台後半から 30km/L 前後は出ます(但し、ECON 且つ 85km/h ACC 定速走行)。

車格の割には、4代目フィット e:HEV にも負けないくらいの燃費性能を叩き出している。
新型 CIVIC e:HEV の燃費について、「一ヵ月インプレッション」および「高速道路走行編」の中で、わたしはそのように書きました。



しかし ・・・・
その後、夏になり、車内でエアコン(冷房)を効かせるようになると、燃費は落ちました。

通勤で下道を走っていると、冷房オンで燃費が下がるのを、はっきりと体感できます。
冷房のオン/オフで、エンジンのかかり具合が明らかに変わります。
具体的な数値としては、メーターの平均燃費の表示が、5月連休のUターンで高速を走って帰ってきた直後は 26km/L くらいだったのが、その後ジリジリと下がり続け、現在は 24.2km/L です。

高速道路を走ると燃費が上がり、下道を走ると下がる。
それは一般的傾向としてやむを得ないと思いますが、「エアコンONでさらに下がる」の部分はもう少し粘ってほしかったかな、とは思います。

ただ、新型 CIVIC e:HEV の燃費性能には概ね満足しています。


給油の間隔

給油がどれくらいの間隔で必要になるか。

これは燃費と表裏一体の関係にあるわけですが、〇.〇km/L という数値とは別に、〇ヵ月または△週間に一度と給油の頻度を具体的に示すことは、家計への影響(ガソリン代)を計るうえで意味があろうかと思います。

旧愛車の4代目フィット e:HEV は、わたしの乗り方で、約2ヵ月に一度でした。

新型 CIVIC e:HEV の場合は、↑の「燃費」のところで書きましたように、
5月連休以降、夏になり、車内で冷房を入れるようになって、燃費は下がりました。
それに伴って、給油の間隔は、夏になるまでは約1.5ヵ月に一度でいけるなという感じだったのが、約1~1.25ヵ月に一度くらいに頻度が微増した、体感的にはそんな感じです。



因みに、新型 CIVIC e:HEV のガソリンタンク容量は 40L で、レギュラー仕様です。
EX/LX のガソリンモデルだと、ハイオク仕様の 47L となります。

e:HEV ・・・・ 170円/L x 40L = 6,800円
EX/LX ・・・・ 180円/L x 47L = 8,460円

EX/LX のガソリンモデル、特に MT に乗っているような方は、グイグイ踏んで走りを堪能するイメージがあり、そうなると、給油は1ヵ月か3週間に一度くらいは必要なのでしょうか。
一回満タンにする毎に 8,500円 ほどかかるのは、けっこうデカいですね。。。

こうして見ると、燃費性能の重要性を実感できます。


洗車

先代の愛車、4代目フィット e:HEV と比べた場合、まずは、車高が 10cm 低くなったので、
手が届き易くなり、屋根を楽に洗えるようになりました。

車高以外の部分では、サイズが二回りほど大きくなったので、それだけ洗車の手間と時間も増える筈ですが、そこは純水を導入することでうまくカバー出来ている感じです。

それでも、新型 CIVIC e:HEV になって洗車の手間が増えた点が、4つほどあります。

<ホイールを洗う手間が増えた>

4代目フィット e:HEV もアルミホイールでしたが、新型 CIVIC e:HEV のような高級な感じではなかったので、水をかける程度であまり真面目には洗っていませんでした。
新型 CIVIC e:HEV のホイールは、それはもう、水シミが残ったりしないよう、純水で入念に濯いで時間をかけて丁寧に洗っています。

<リアハッチを開けると、しとどに水が溢れてくる>

洗車の際、ラゲッジ開口部に残った水滴を拭こうと思って、リアハッチを開けると、樹脂の継ぎ目の部分の穴から、大量の水がしとどに流れ落ちてきます。
こんなに大量に一体どこに溜まっているのか、と不思議に思えるくらいに水が流れ落ちてきて、荷室の入り口がビチャビチャと濡れてしまいます。
仕方ないのでそれを拭いて、リアハッチを一旦閉めて、再び開けると、まだ少し残っている水がボトボトと落ちてくる、ということを、大体いつも2回は繰り返しています。
2ch のスレで同じことを言っている方を見掛けたので、わたしの新型 CIVIC e:HEV に固有の問題ではないようです。


<ドアの前角隅から、いつまでもしつこく水が滴り落ちてくる>

洗車の際は純水で濯いでいるのですが、一応大雑把には拭き上げをしています。
特に、無塗装樹脂部分はきっちり拭き上げています(シミが残ることがたまにあるので)。
両サイドのスポイラーも無塗装樹脂で出来ていて、ドアの継ぎ目から水滴が滴り落ちているのを見つけ次第拭いているのですが、後部ドアの前角隅からいつまでもしつこく水が滴ってくるのは何とか出来ないものかと、いつも思っています。
リアハッチを開けたら水が溢れてくるのと同じで、これもどこかに溜まった水を水源として、いつまでもしつこく滴り落ちているものと思われます。

<洗車後、ブレーキディスクの錆落としが必要>

旧愛車の4代目フィット e:HEV もディスクブレーキ採用でしたが、正直、4代目フィット e:HEV のときはブレーキディスクの錆は全くと言っていいほど気にしていませんでした。
「ブレーキディスクの錆は、走れば自然に落ちるので問題ない」という定説を信じていたからです。

しかし、新型 CIVIC e:HEV に乗り始めて3ヵ月半のときにトラブルに見舞われ(=「ブレーキペダル編 - その弐」参照)、ブレーキディスクの錆は放置しては駄目だと考えるに至りました。
以来、洗車後は必ず、近所を少し走って、ブレーキディスクの錆落としをするようにしています。
正直面倒ではありますが、あのトラブルが原因でブレーキペダルが傷モノになってしまったことを思えば、面倒だから省略するなどという選択はあり得ません。



BOSE プレミアムサウンドシステム

「一ヵ月インプレッション」の時点では、期待外れであまり大したことないと書きましたが、
その後「BOSE プレミアムサウンドシステム編」で、当初の感想を 180°覆す記事を書きました。

その評価は、約半年経った現時点でも変わりません。
本当に素晴らしいです。

それ以外、特に書くことはないです(笑)
素晴らしいです。

わたし自身、車の中で音楽を聴くときは、それほどボリュームをガンガンに上げる方ではないのですが、運転席でドアパネルに触れると、20cm ウーハーの振動がビンビン伝わってくるので、外にどれくらい音が漏れているのかは前々から気になっていました。
なので一度、音楽を鳴らした状態で P に入れて一時停車し、外に出て確認してみましたら、ほとんど聞こえない感じで、意外なほどに漏れていないことが分かりました。
あくまでもわたしのボリューム音量での話ですが、外に音が漏れないような対策が、もしかしたら施されているのでしょうか。




ステアリングスイッチ

ここまで、多少の注文はありながらも概ね高評価、という感想が続きましたが、
ステアリングスイッチだけは、明確に低評価をつけたいと思っています。
「一ヵ月インプレッション」の時点の評価と変わりません。

何がって、VOL を +/- したり、ACC の車速を +/- するための、上下に動かすスイッチ。
あれの造りが、とにかく良くない。
スイッチ自体が小型のプラ製で、上下の動きが凄く固くて、極狭なストローク。
あんなの、操作していたらすぐにガタがきて、グズグズのユルユルになってしまうのでは?

わたしはそれが嫌で、ステアリングスイッチの +/- のスイッチは、基本使いません。
音楽のボリュームは、ナビの音量調整ノブを手動で回して調整しています。
ACC の車速を調整するときだけは、仕方ないのでステアリングスイッチの +/- で調整しますが、なるべくその必要が無いように、望みの速度まで加速してから ACC を SET しています。

CR-V や 新型 N-BOX など、HONDA の新しい車にこのステアリングスイッチが次々と採用されているようですが、どこかの時点のマイナーチェンジで改良されることを願いたいです。




走りの素晴らしさ

新型 CIVIC e:HEV の走りの良さは、世間のみなさんが声を揃えて大絶賛されているので、素晴らしいことに間違いないと思いますが、わたし自身としてそれを語れる言葉を現状は持ち合わせていないのが、正直なところです。

なぜなら、未だに ECON モードでしか走ったことがないからです(笑)
納車直後に自宅まで帰る途中に、4代目フィット e:HEV との走りの違いを感じたかどうか。
それもあまりよく覚えていません(笑)

今改めて、4代目フィット e:HEV と乗り比べてみたい気はします。
ハンドルの切れ味や、カーブの曲がり具合など、全然違うじゃないかと。
そんな風に、違いがはっきりするのではないかと思います。





以上、新型 CIVIC e:HEV の6ヵ月インプレッションとして、今時点での感想を書きました。
まずはとにかく一度、SPORTS モードに入れて走ってみようと思います。
それで何か思うところがありましたら、また感想を書いてみたいと思います。
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