旅行に夢中です

今までの楽しかったこと、嬉しかったこと、悔しかったこと、困ったことを誰かに聞いて欲しいです。

添乗員の本音

2011年12月19日 | 旅行
 全食事付きのツアーなので、毎回ツアー全体で食事をするのですが、最初は誰が誰かわからないわけで、それぞれのグループやカップルでテーブルを確保します。最初、一人空いた場所に遠慮しつつ座っていた私も、日が経つにつれてお姉様方のグループから誘っていただき、肩身の狭い食事をしなくても済むようになりました。お肉苦手、病気のために揚げ物禁止、他に貝や果物も胃が受け付けなくて、みなさんに気を遣っていただきました。エスカルゴも他の方に食べて食べていただいたり、その分「フランスパンなら食べられるでしょう?」と人の分までいただいたりしていました。
 女性だけのテーブルも出来て、そのテーブルはお皿が行き交いグラスも合わせ、にぎやかに楽しそうです。ご夫婦で参加されている方々の奥様だけを誘いづらいので、やはり私達も遠慮して近づかないようにしていました。
 フランス最後の夜の食事では特にそれが顕著で、一人で参加しながらこんな楽しい食事をさせてもらって、申し訳ない思いでした。
 やっぱり!(^^)! 添乗員が私達のテーブルに食事の説明に来たときに言いました。「このテーブル楽しそうですね。あちらのご夫婦参加のみなさんは静かでつまらなそうなんです。私もこのテーブルに来たいな~」って。私も気付いたくらいですから、添乗員の気持ちもごもっとも。私が「ここに来れば?」と誘いましたが、「そうもいかないんです」だそうで、彼女の立場では、ご夫婦達のエリアに添乗員の座るスペースがあるなら、それもそうです、仕方ない。
 旅行嫌いだった私が、「添乗員の仕事っておもしろそうだな~」って思い始めていた時期で、まさか今更添乗員など出来ませんが、彼女の仕事をずーっと観察していたので、やっぱり、添乗員って大変!
 普通、成田空港に到着してから集合になるケースはないかと思いますが、たまたまメンバーが固まって入国審査が出来たせいか、彼女はみんなに挨拶をしました。「みなさんのおかげで無事に帰ってくることが出来ました。感謝申し上げます」と言う挨拶でした。とても素敵なコメントで、2011年の今まで、国内海外問わず、添乗員からこんな挨拶をされたのは、この時の小島さんだけです。お礼のお手紙を出したら、酷暑のスイスから絵はがきを下さいました。もう結婚されたか、添乗員をされているかわかりませんが、彼女にはもう一度旅行に連れて行って欲しいな~と思いました。彼女はイヤかも知れないけどね。(*^_^*)
コメント
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