嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

呼吸がくれるヒント

2005年01月19日 22時10分33秒 | 駄文(詩とは呼べない)
どうしようもないほど
僕はパラパラとページをめくった

あくびをする気は無かったが
真面目に読む気にもなれなかった

なんのメロディーも流れてこなかった
僕はため息を吐きそうでつかなかった

僕には感受性が欠けているのかと疑ってみたが
言葉で考えても仕方がなかった

「ん」という言葉が日本語の中で
独特の響きと意味を持っていたのは
何か変だとは思いながらも
僕は昨日まで大事な事に何も気付いていなかった

他の言葉は口で喋るのに対して
ん、だけは鼻で喋っている
そこには鼻から吸った空気を口から出す流れに
戸を立ててせき止めるだけでなく、
逆流させようとする
一種の反逆が含まれるからである

口笛と鼻歌はどちらが自分の寿命を縮めるのか
一概には言えないと思う

だからきっと言葉の意味も
誰かが決めるまでは何も決まってなかったように
きっと一概には言えないのだと思う

同軸上の距離感は揺れる事で伝わる

2005年01月19日 21時57分31秒 | 駄文(詩とは呼べない)
不自然さとふたたび不自然さと不自然な動きの中で
言葉と感情の乖離に苦しむ時代はいつから始まったのだろうか
言葉の海で溺れ続ける心の嘆きは
壁の向こうへ突き抜ける一瞬の光を届けるだろうか

今、どうしても書かなければならないと感じる事
それは僕のいまひとたびの一瞬の安らぎの中に含まれる不安の要素
暖かい空気に包まれた誰にも届かない言葉の海にある
なんのへんてつもない
きわめて日常的な
誰にでもある

錯覚としての言葉たち

すなわち予感を言語化する事の
罪と呵責と変容について
きわめて個人的に
あるいは一般的に
なんのためらいもなく
書けるかどうか、
書かれたかどうか
かけくけかこかこ

まぁ、そんな感じ。

もう一度、呼吸する言葉を──

原点回帰だなんだかんだということじゃなく
いつもいつでもおかしいと感じる
この呼吸のリズム
忘れるように思い出せば
刻まれた変遷の中へ
言葉の生まれた時空へ
身投げするイメージで…

僕は思い出したかった
予感の中にある
最初の、言葉のオリジンの、生まれた場所を。

駄文書きと駄文とダンプカーとドッペルゲンガー

2005年01月19日 21時42分05秒 | 駄文(詩とは呼べない)
やは!
で始まる文章はいったいいくつ書けるのか
そして書かれたのか
あるいは書かれようとしてるのか

このように始まる文章を
きっと僕がネットのどこかで見たとしたら
読み終えた後0.5秒で閉じるだろう

特に致命的なのは2行目だと感じる
2行目があまりにも書き言葉を意識して書かれているため
もうそれだけで謎の満腹感が発生し
僕を勉強嫌いの猿に変える

一体僕は言葉を通して誰に何を伝えようとしてるのか
そしてまた、その事にどんな意味があるのか
再び問わねばならなくなった。

また、気付けば僕の文章にはほとんど意味を成さない
抽象的な言葉があまりにも増えすぎた
それが何なのか
そしてまた、書いても書いても言葉にならない
この満たされなさは一体何なのか
そこについて考察していかねばならないだろう

問いの本質は我が人生に置いて
いかに切実な命題であるか
そこが問われてこそ、問いに力がみなぎるのでは?

あるいはエネルギーの無い空論と
オタク的妄想の決定的な違いは
小難しい事を書いたところでそこに何の笑いも含まれていない
絶望感じゃないのか?

そんな気がして
僕はピタリとキーボードの指を止める
目を瞑って肩を落とす

呼吸する言葉の意味を、考え直さねば──