嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

迷走ダイヤモンドカッター

2005年01月23日 12時58分06秒 | 駄文(詩とは呼べない)
激しい痛みが火花を散らして
ダイヤモンドカッターは原石を削り続ける

削り続けて原石は小さくなる
それでもまだ、輝きは永遠の光に近づかない
もっと削るもっと削る

削れば削るほど
原石は透明化する

痛い。
あまりにも痛い。

それでもきっと──いつか輝く光を放つ為に
真っ暗闇で手探りで
人は何かを削ってる。

僕も誰かを削ってる
誰か僕を削ってくれ。

「伝わり」の秘密が欲しいよ…

蜻蛉の舞う空気の支配を逃れて

2005年01月23日 06時06分15秒 | 駄文(詩とは呼べない)
どうしようもない閉塞感があるとしても
例え明日、世界が終わるとしても
僕らはきっといつだって今を生きるから
だからもっと
もっともっと僕の今を
僕だけの今を 僕らの今を 僕たちの今を
君に伝えるよ

今を見て
今だけを見て
今の中の一瞬の今を生きて
僕らは何かを選んでいく

選び取る未来の重さが
ミジンコの命くらい 儚く激しく痛い輝きだとしても
それが僕らの生だから

弱くっても
間違ってても
誰にも出会えなくても
僕は僕になりたいよ

君の声が聞きたい
僕を照らし出し
映し出し
予感を告げる
怖いくらいにドキドキする
君の声が聞きたい

僕は壊れてもいい
美しい日の出がみたいよ

石のにほひと僕の指が

2005年01月23日 00時12分37秒 | 駄文(詩とは呼べない)
前々から思っていた
僕は変温動物なんじゃないかと。

体温が下がってくるとどうにもこうにも
まるで何もやる気がおきなくなり
小さくまるまってぐうぐう寝てしまう

物を食ってもあまり動けない
熱いシャワーを外から浴びると
なんだか身体が動かしやすくなる

関節に機械油を注したような気分で
かきこきかきんと動いていた体が
にゃるにゃるにょろりんと動くようになる

そしてまた、体温が下がってくると
ぎしぎしとゆっくり動いて
蒲団の中で小さく丸まって眠ってしまう

蜥蜴の夢を見た
舌をチロチロ出して
固い石を舐めたりしていた

世界をずるりと舐めても
今はまだ冷たい石の味しかしない

指が動く間に
何か印でも刻もうか。