岡山県美作市にあるJR西日本の美作土居駅は、山陽本線の姫路駅から津山駅を経て新見駅までを結んでいる全線単線非電化の国鉄姫新線(158.1km)の一般駅として、1936(昭和11)年4月8日に開業しました(開業時は姫津線に所属)。
かつては相対式ホーム2面2線を有していて列車交換も可能でしたが、その後、片側の線路は撤去されたので、現在は単式ホーム1面1線の簡易委託駅です。
開業時の昭和11年に建てられた木造駅舎が今も使われています。
2013(平成25)年度の1日の平均乗車人員は38人です。
美作土居駅が属する姫新線は、山陽地方と山陰地方とを結ぶ陰陽連絡路線の1つとして建設され、かつては大阪発の急行「みささ(大阪~鳥取間)」「みまさか(大阪~中国勝山間)」も運転されていましたが、その後、モータリゼーション化により1970年代(昭和50年代)以降は利用者が減少し、1989(平成元)年3月11日のダイヤ改正で線内唯一の優等列車だった急行「みささ」「みまさか」が廃止されてからは、陰陽連絡路線や津山市と京阪神とを結ぶ役割を失い、今は地域輸送が中心となっています。
<美作土居駅の年表>
・1936(昭和11)年4月8日:姫津線の一般駅として開業
・1936(昭和11)年10月10日:姫津線が姫新線の一部となり、同線の駅となる
・1984(昭和59)年6月30日:駅の簡易委託化
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
(駅 名 標)
(津山方面を望む)
(姫路方面を望む)
(駅舎・ホーム側)
(駅舎正面)
(駅 舎 内)
撮影年月日:2002(平成14)年12月28日