福井県敦賀市山泉にあるJR西日本の西敦賀駅は、北陸本線の敦賀駅と東舞鶴駅とを結んでいる全線単線の小浜線(84.3km)の旅客駅として、1962(昭和37)年9月1日に開業しました。
単式ホーム1面1線のみを有する無人駅で駅舎はなく、敦賀寄りの出入り口から直接ホームへ入る形になっています。
2017(平成29)年度の1日の平均乗降人員は264人で、これは起終点駅を除く小浜線の全22駅中8位です。
当駅から約100mの山の中腹を北陸本線上りの鳩原ループ線の第2衣掛トンネルが通っており、また当駅の北約300mの所には福井県立敦賀工業高校があります。
西敦賀駅が属する小浜線は、若狭湾に沿って敦賀市・小浜市・舞鶴市の各都市を結んでおり、沿線には海水浴場が多く、三方五湖や名勝蘇洞門、国宝明通寺、若狭彦神社などの社寺といった観光地を控えていることから行楽・観光路線となっています。 しかし、並行する国道のバイパス建設や高速道路の開通によってマイカーに利用客が流れており、近年は学生を中心とした地域住民の足として利用されています。
<西敦賀駅の年表>
・1962(昭和37)年9月1日:国鉄小浜線の旅客駅として開業
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
・1991(平成3)年4月1日:小浜鉄道部が発足し、同鉄道部の管轄になる
・2010(平成22)年6月1日:組織改正により、小浜鉄道部から金沢支社敦賀地域鉄道部の管轄に変更される
(駅 名 標)
(敦賀方面を望む)
(西敦賀駅)
(ホームにある待合室)
(待合室内)
撮影年月日:2015(平成27)年8月14日