今朝は涼しさに目が覚めました。
今年はまた蒸し暑さがぶり返していましたが、
やっと秋の気配がするようになりました。
やっと秋の気配がするようになりました。
月も美しく、普段なら夏の夜から虫の音が聞こえるのが、
今年は今頃やっと鳴くようになりました。
今年は今頃やっと鳴くようになりました。
今年の中秋の名月は10月3日あたりのようです。
さて先日の朝顔は肝心な事を忘れていました。
朝起きの顔だけでなく、
花がすぐにしおれることから、
朝顔の露と結びつき、露とあらそうはかなさや
無常を表象しています。
花がすぐにしおれることから、
朝顔の露と結びつき、露とあらそうはかなさや
無常を表象しています。
(新古今集・秋) おきてみむと思ひしほどに枯れにけり 露よりけなる朝顔の花 (紫式部集) 消えぬまの身をも知る知る朝顔の 露とあらそふ世を嘆くかな
また、枯れるという言葉と結びつけたり、
秘めたる恋と結びつくイメージもあるようです。
秘めたる恋と結びつくイメージもあるようです。
(万葉集) 人しれずこひはしぬともいちしろく いろにはいでじ朝顔の花
このイメージの延長で枯れる関係というか、
宇治十帖で薫が大君追懐に朝顔が刻まれると、
古典文学植物誌知っ得の原岡文子氏は言われています。
光源氏と朝顔の君との関係も、何となく納得するイメージですね。
宇治十帖で薫が大君追懐に朝顔が刻まれると、
古典文学植物誌知っ得の原岡文子氏は言われています。
光源氏と朝顔の君との関係も、何となく納得するイメージですね。
朝顔種子は漢方では下剤などだったようです。
朝開いて夕方にしぼむ花の風情がありますが、
近代では有名な「朝顔に釣瓶取られてもらひ水」のように、
単に花の美しさをたたえたものもあるとのこと。
近代では有名な「朝顔に釣瓶取られてもらひ水」のように、
単に花の美しさをたたえたものもあるとのこと。
最近では秋になってもずっとたくましく咲く
朝顔系の花も見かけるようになりました。
朝顔系の花も見かけるようになりました。
余談ながら、朝鮮朝顔はダチュラ。
一時流行ったエンゼルストランペットのことです。
一時流行ったエンゼルストランペットのことです。
(追記)
朝顔の色を知りたかったので、調べました。
長崎盛輝「かさねの色目」では表・縹裏・縹とあり、
当時は白と青の花だったが、
青色の方を重ね色目としたのだろうとありました
しかし、衣類の色としては平安時代にはまだ出てこないとも。
朝顔の色を知りたかったので、調べました。
長崎盛輝「かさねの色目」では表・縹裏・縹とあり、
当時は白と青の花だったが、
青色の方を重ね色目としたのだろうとありました
しかし、衣類の色としては平安時代にはまだ出てこないとも。
城南宮の「源氏物語の庭」でも同様に縹(はなだ)色になっています。
当時は白色かな?とも思いましたが、同じ白色の夕顔とかぶりますね。
露草同様に青色の朝顔も綺麗だと思います。
当時は白色かな?とも思いましたが、同じ白色の夕顔とかぶりますね。
露草同様に青色の朝顔も綺麗だと思います。