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先日ご紹介した京都府立植物園サイトから、
同じく京都の城南宮で、源氏物語の植物のご本を購入出来るとお聞きして、
早速問い合わせて本を送ってもらいました。
城南宮
http://www.jonangu.com/
「城南宮」は<曲水の宴>で有名な場所です。
ニュースなどでご存知の方も多いと思います。
源氏物語の庭があります。
源氏物語の植物の本は少ない上に
古いものが多く、なかなか手に入りません。
私にとっては何より嬉しいご本となりました\(~o~)/
しかも私が古本屋で探して買ったあの廣江美之助先生の著作本のようで、
こちらは花のカラー図が載っています。
花のかさね色見本もちらりとあります。
関係者の皆様、大変お世話になりましたm(__)m←振込みはこれからですけれど~(笑)
いつかお庭を訪れてみたいと思います。
今は、かきつばたのお庭でしょうか。
1冊1000円で、送料がかかりますが、
綺麗な封包装で送ってもらいました。
遠方で興味のある方には是非おススメします^^
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『紅の黄ばみたる気添ひたる袴、
萱草(くわんぞう)色の単(ひとえ)、いと濃き鈍色』 (幻)
萱草(くわんぞう)色の単(ひとえ)、いと濃き鈍色』 (幻)
他にも喪服と一緒に[かんぞうの袴]とあったので、
「かんぞう」を調べてみました。
「かんぞう」を調べてみました。
萱草(くわんぞう)はユリ科で、橙色のユリに似た小さな花を咲かせる。
赤味のある黄色。1日でその花がしぼんでしまう所か、
この花色に染めた襲を喪に服す時の色とした。
赤味のある黄色。1日でその花がしぼんでしまう所か、
この花色に染めた襲を喪に服す時の色とした。
別名に「諼(けん)草」ともあり、「けん」は忘れるという意味。
万葉集では、忘れ草と呼ばれ衣を染めるのではなく
花そのものを身につけて物思いを忘れるとも。(吉岡幸雄日本の色辞典)
万葉集では、忘れ草と呼ばれ衣を染めるのではなく
花そのものを身につけて物思いを忘れるとも。(吉岡幸雄日本の色辞典)
画像の色は光線で少し暗い感じになりましたが、
もう少し薄い色です。
もう少し薄い色です。
長崎盛輝 日本の伝統色 では、
古くは、くわぞう色とも。
柑子・蜜柑の色にちなんで、柑子(こうじ)色とも呼ばれるが、実物の色からみると
赤味が強いとも。
古くは、くわぞう色とも。
柑子・蜜柑の色にちなんで、柑子(こうじ)色とも呼ばれるが、実物の色からみると
赤味が強いとも。
植物のかんぞうはこれを植えて玩味すれば、憂を忘れるという中国の言い伝えから、
忘れな草ともよばれ、また「醜の醜草」すなわち、いやな草ともされ、
喪服着用の凶色とも。
忘れな草ともよばれ、また「醜の醜草」すなわち、いやな草ともされ、
喪服着用の凶色とも。