源氏物語と共に

源氏物語関連

匂ふと薫る

2008-06-26 09:07:42 | 関連本
大型書店に寄って講談社学術文庫の「うつほ物語」を買おうと思ったが売り切れ。
在庫なしで残念!


つい源氏物語コーナーに寄ってしまう。


ちょうど「匂ふ」と「かをる」の違いに興味があったので、
ウェッジ選書の源氏物語(におう、よそう、いのる)に目がとまる。
最近の出版なので図書館にはないと思い購入。
藤原克己先生、三田村雅子先生、日向一雅先生のご本でなかなか面白そう♪


藤原先生の所には「きよら」「きよげ」の違いもある。
「かをる」「きよげ」は、「におふ」「きよら」にくらべて
少し奥ゆかしい感覚のよう~


薫の五十日の祝いの時に目元が「かをり」とあったのが気になっていた。
玉鬘は「きよら」だったように思ったし、夕霧も「匂う」表現だったような気がする。


薫の君は出生の秘密もあり、
やはり完全にきらきらと明るいとはいえない表現かもしれないなどと思う。


源氏物語は好きだけれど、本を沢山読まないといけない所が
本当にイヤだと思う(笑)