よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

青空-石川県白山市:白山

2024年08月19日 | 石川
Mt.Hakusan, Hakusan City, Ishikawa Pref.

さてさて、白山室堂にある山小屋で夕食までの時間、ワタクシ達は部屋で寝ていました。
夕食は17時からなので、ワタクシは16時過ぎに目を覚まして窓から外を見てみました。
「雨降ってんのかなぁ」と思っていたのですが、な、な、なんと青空が広がっているんですよ。
相棒さんに「晴れてるで。外に行こうや」と声をかけて、ワタクシ達は山小屋の外に出ました


白山(御前峰)の山頂がくっきりと見えます。ワタクシ、あっぱれ晴れ男なのです


明日の朝はあの頂へ…そんな気持ちが高まってきます。室堂の標高は約2450m。
御前峰の山頂は2702mですから250mの標高差ですね


ガスが晴れるとさらに大きなお花畑が広がっていることがわかりました。
夏の日差しを浴びる「ハクサンフウロ」です。やっぱり花は青空の下で撮影するのがいいですねぇ


この花はワタクシが大好きな「イワギキョウ」です。好きな花に出会えると嬉しいですね


マクロレンズを持ってくるのは面倒なのですが、こういう写真を撮るために持っていきたくなるんですよ


東の空を見ると夏の雲が湧き上がっていました。「これぞ夏山」という感じがします


青い空、白い雲、緑の稜線、そして赤い山小屋の屋根…夏山の色を全て集めたかのような光景でした


ワタクシは白山比咩神社の祈祷殿に行き、翌日の好天を願ったのでありました

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2

PS.この日のワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.com/activities/33591011

さらにPS.明日から「夏休み第三弾」として「青春18きっぷの旅」に出かけます。
明日から23日までブログの方はお休みさせていただきます。
皆さんのブログには23日の夜に訪問出来るかと思います。



よく「晴れ男」「雨男」というような言葉がありますが、私は旅行などに行く時の晴天率が相当に高いです。
ただ、これには理由があって、ある程度天候の予測を立てるんですよ。
今回の登山にあたっては日程の計画を立てる際に、「夏山の天候が一番安定するのは、いわゆる梅雨明け十日。
ただ、7月下旬だと梅雨前線はまだ日本海に残っていることが多い。
そうなると日本海に近い白山は雨の可能性が高い。となると8月上旬が一番晴天率が高いに違いない」と考えたんです。
もちろん運良く晴天になったということも、多々あるんですけどね。



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山小屋にて-石川県白山市:白山

2024年08月18日 | 石川
Mt.Hakusan, Hakusan City, Ishikawa Pref.

さてさて、白山の登山を楽しむワタクシ達は、標高約2450m地点の室堂へとやって来ました


ここには宿泊施設である「白山室堂」「白山雷鳥荘」、食堂のほか、診療所・郵便局・売店などもあるんです。
山小屋である白山室堂は収容人員は750名と大型の山小屋ですが、夏の週末やお盆期間は満員になるようですね


三棟の宿泊棟があるのですが、ワタクシ達は「御前荘」という建物に案内されました。


部屋は昔ながらのカイコ棚式の大部屋です。カーテン・間仕切りで仕切られているので、プライバシーが確保されるのはありがたいですな。
ところで、ここ室堂に着くまでワタクシ達の行動には二つの選択肢がありました。
午後も天気が良いのであればこの日のうちに山頂まで登ってしまうというのが一つ目の選択肢。
午後は天気が崩れそうなら、この日は山頂に行くのを諦めて翌朝に山頂に登ろうというのが二つ目の選択肢でした。
山小屋に書かれた天気予報では「午前中は晴れ。午後からは雨、雷雨の可能性あり」と書かれていました。
麓の白山市の天気予報は「晴れ」ですが、山の上は天気が違います。
この予報を見た時点でワタクシ達は午後からの行動を諦め、山頂には翌朝に登ることに決めました


そうなるともう歩くこともないので、お昼ご飯には山小屋で缶ビールを2本買って飲みました。
ビールはどこで飲んでも美味しいのですが、ワタクシには山の上で飲むビールが一番美味しいのです


白山(御前峰)山頂には白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)の奥宮があるのですが、室堂には祈祷殿があるんです。
本来ですとこの祈祷殿の後ろに御前峰の姿が見えるのですが、山頂はすっかりガスの中になってしまいました


祈祷殿の中はこんな様子なのですが、ここでワタクシは愕然としてしまいました。
ワタクシ、朱印帳に寺や神社の御朱印を御朱印もらっているのですが、ここで御朱印をいただくことが出来るのです。
ああ、朱印帳を持ってくればよかったと後悔してもどうしようもありませんな


山小屋の周囲にも多くの高山植物がありました。夕食まで時間はたっぷりあるので、ちょっと散策してみました。
これは「イブキトラノオ」ですが、室堂には数えきれないほどのイブキトラノオを見ることが出来ました


この特徴ある形の花は「コバイケイソウ」です。残念ながらコバイケイソウはちょっと見頃を過ぎているようです


この可愛い花は「ミヤマキンバイ」。2cmくらいの小さな花なんですよ。
ではでは、少しの間部屋に戻って眠るとしましょうか。さすがにちょっと疲れましたわ

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2

PS.この日のワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.com/activities/33591011


夏山とはいえ、山の天候を舐めてかかることは出来ません。
標高3000mの山ですと平地に比べて15〜18℃は気温が低いですし、風が吹くと体感温度はさらに下がります。
ガスや霧が出てくると視界が悪くなるので、ルートを間違えることも起こります。
にも関わらず、富士山などには信じられない軽装で登る人が後を絶ちません。
まともな装備をしていない登山者が体調を崩したり遭難をしても、それこそ「自己責任」でいいのじゃないかと思ってしまうのです。



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天上の楽園-石川県白山市:白山

2024年08月17日 | 石川
Mt.Hakusan, Hakusan City, Ishikawa Pref.

さてさて、白山登頂を目指して別当出合から登山道を登っていくワタクシ達ですが、
標高1260mの別当出合からスタートして、標高2000mを超えるあたりまで登ってきました


この大きな花は「ミヤマシシウド」といい、これも夏の高山ではよく見ることが出来る花です。
午前10時頃になってきたのですが、徐々に山がガスで覆われるようになりました。
夏山では朝のうちは晴れていても昼近くになるとガスが出てくることが多いです。
そして、午後になると雨や雷に遭うということもよくあるんです。ですので、「登山は早いうちに行動しろ」というんです


写真の右上に見える大きな岩を黒ボコ岩といい、黒ボコ岩までがこの日一番の急登になります。
「ここを乗り切ればあと少しや」と呟きながら、急坂を一歩ずつ登っていきます


お花畑が心を癒してくれます。そして、このルートは水場が何ヶ所かあり、水に困らないのがありがたいのです


黒ボコ岩に着きました。岩の上によじ登って写真を撮ってもらうよっちん氏です。
ワタクシ達のすぐ後に、高校生が同じように岩の上によじ登って写真を撮っていました。
高校生もジイさんも同じようなことをするのですな


黒ボコ岩を過ぎるとすぐに視界がパッと開けます。この平坦な場所を弥陀ヶ原といい、目の前に白山の山頂が見えてきました。
標高2300mの場所に、よくぞこんなに平坦で楽園のような場所があるものだと思います。
そうそう、右側の石標を見てください。「白山登山道」ではなく「白山登拝道」と書かれています。
白山が山岳信仰の山であることを、改めて認識します


正面に見えるのが白山山頂とかきましたが、この言い方はちょっと不正確なんですよ。
白山とは単独峰ではなく、最高峰の御前峰(標高2,702m)・剣ヶ峰・大汝峰の「白山三峰」を中心とした周辺の山峰の総称なんです。
ですので、正式に書くと正面に見えるのは白山最高峰の御前峰の山頂です…ということですね


ここ弥陀ヶ原までくれば、山小屋がある室堂までの標高差は150mほどですのでもう一踏ん張りです。
ただ、ガスや雲が多くなってきたのがちょっと気掛かりなんです


室堂への登り坂から弥陀ヶ原を振り返って見ました。まさに「雲上の楽園」が広がっていました

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2

PS.この日のワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.com/activities/33591011


世の中には「ブーム」というのが度々起こります。最近では「キャンプブーム」がありましたし、
10年少し前でしょうか、「山ガールブーム」というのがあって若い女性達が数多く登山に来るようになったんです。
今はブームも落ち着きましたが、ブームの時期に山を好きになった女性達が継続して登山を楽しんでいるようです。
この日も多くの山ガールがいました。彼女達が山の世界にもたらした大きな貢献があると私は思うんですよ。
一つは登山ウエアがカラフルでオシャレになりました。次に山小屋のトイレや部屋が随分と綺麗になりました。
そして、山小屋の食事が良くなりました。私は山ガール達に感謝しています。



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信仰の山へ-石川県白山市:白山

2024年08月16日 | 石川
Mt.Hakusan, Hakusan City, Ishikawa Pref.

さてさて、ワタクシは「2024年夏休み第二弾」として、8月6日〜8日に登山と温泉を楽しんで来ました。
今回の登山は石川県の名峰、「日本百名山」の一つとしても名高い白山です。
いつもの「今では晴れ男さん」と一緒に、大阪の自宅を8月5日の18時に出発。
夜の12時に登山口の別当出合に到着し、車中で仮眠を取って朝4時半に起床。
朝食を食べて荷物を準備して、5時30分に登山を開始ます


この地図で赤の矢印で示したのが初日の、青の矢印で示したのが2日目の行程です。
初日は標高1260mの別当出合から2450mの室堂まで、1200mの標高差を登って行くことになるんですね


白山は富士山、立山とともに「日本三霊山」の一つである信仰の山です。
石川県、福井県、岐阜県などに広がる白山信仰の対象となる山であり、ワタクシ達はこの鳥居をくぐって聖なる地に足を踏み入れるわけです。
ワタクシ、これまでに立山や御嶽山など、山岳信仰の対象となる山に登ったことはありますが、
白山ほど信仰の深さを感じる山は初めてでした。その辺りについては、ブログの中で説明していきたいと思います


上の地図を見てもらうとわかると思いますが、この日の登山ルートでは「中飯場」「甚之助避難小屋」「黒ボコ岩」の三カ所が、
ちょうど登山ルートの休憩地点としていい距離にあるんですよ。
登り始めて約50分で「中飯場」に到着。ここで最初の休憩を取ります。
「山が好き 酒が好き」と書かれたTシャツは、もうすでに汗でぐっしょりと濡れています


今回、カメラ機材をどれだけ持っていくのかを悩みました。18-300mmのレンズは重いので、今回は断念。
18-55mm、10-24mm、30mmマクロ、そして三脚を持って行ったのですが、今のワタクシの体力だともう少し軽量化すべきでした。
背中のザックが重く感じられ、「もう若い時のようにはいかないなぁ」と実感します


徐々に登山道の傾斜もキツくなり疲れを感じ出してくる時に、元気を与えてくれるのが」登山道脇に咲いている高山植物なんです。
この花は「シモツケソウ」で、夏山登山ではよく目にする花ですね


これは「ヤマハハコ」。厳しい自然の中で生きる高山植物に出会えるのは、夏山登山の楽しみの一つです


この黄色い花は「ミヤマアキノキリンソウ」です。黄色い花は元気を与えてくれる気がするんですよ


これは白山を代表する花の一つ「ハクサンフウロ」です。薄紅色と言えばいいのか、淡い紫色と言えばいいのか、
爽やかな色合いの花で、夏山登山の時にはよく見かける花の一つです


そして、この花は皆さんもよく知っている「ニッコウキスゲ」ですね。
去年、尾瀬に行った時はニッコウキスゲが全く咲いていなかったんですが、今回はこの後も数多く見ることが出来ました。
さあ、もう一踏ん張り頑張りましょう

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2

PS.この日のワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.com/activities/33591011


私は特別に「日本百名山」を登ることを目的にしていないので、百名山はさほど数多く登っていないんですよ。
今回の白山で百名山と呼ばれる山のうち、31の山を登ったことになるだけなんです。
ただ、白山は百名山に選定されるだけの名峰だと感じました。



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また再訪する日を願って-石川県七尾市:和倉温泉・美湾荘

2024年01月11日 | 石川
“Biwansou”, Wakura Hot Spa, Nanao City, Ishikawa Pref.

さてさて、和倉温泉にやって来て「美湾荘」に泊まったワタクシ達ですが、前日にかなり飲んだにも関わらず、
いつものように翌朝はシャキッと目が覚めたのでありました


ワタクシ達が泊まった部屋からは七尾湾が一望できました。朝日はこの写真で言うともっと右側から昇ってきたので、
朝日を撮影することは無理でしたが、夜明けの七尾湾の美しい姿を撮ることが出来ました


対岸に見えるのは能登島でして、能登島大橋で和倉と結ばれているんです。
七尾湾は内海なので大きな波が見られることは無く、冬でも穏やかな海が広がっています


目が覚めて朝の海の写真を撮影した後は朝風呂を浴びて、そして朝食場所へと向かいます。
ワタクシは何度かブログに書いたのですが、どうもブッフェ形式の食事があまり得意じゃないんですよ。
落ち着いて食べられないのと、なにせ貧乏性なものですから、ついつい余分に食事をとってきてしまうんですよ。
でも、ここの食事はブッフェスタイルではないので、ワタクシにはありがたかったのです


少しずつたくさんの種類のものを食べることが出来るのが嬉しいです。ワタクシは普通のご飯を食べましたが、家人はお粥をいただきました。
ご飯かお粥かを選択できるのも嬉しいですな


これ、ちょっとピリ辛の味付けをしてあるフグの身を焼いて食べるのですが、これが絶品でした


湯豆腐も美味しくいただきました。旅行に行くと、朝ご飯って普段の倍くらい食べてしまいますね


デザートもいただき、満足、満足な朝食でした。この後はお宿の周辺をのんびり散策して、チェックアウトをしたんです


10時14分発のサンダーバード20号に乗って大阪に向かいます。サンダーバードの中で1日に一往復だけが和倉温泉を発着するんです。
この日は冬の日本海側とは思えない穏やかな晴天でした。まさか、この4日後に大地震が能登地方を襲うなんて想像だにしませんでした。
おそらくは和倉温泉も当面の間は営業は不可能でしょうし、再開までの苦労は大変なものでしょう


ワタクシなどは何も力になることは出来ませんが、和倉温泉が復旧した時には、是非とも宿泊に行きたいなぁと思っています。
その日が一日でも早く来ることを、今は願うばかりです

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


大阪は比較的天災が少ない地域で、阪神淡路大地震の際も震度5ではありましたが、さほど大きな被害はありませんでした。
しかし、東南海沖地震がかなり高い確率で近い将来に発生すると言われています。
その時には大阪も相当な被害が予想されますので、あらためて地震への対策、準備はしておかねばならないと痛感しました。



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