藤の花に囲まれて-和歌山県橋本市：子安地蔵寺

さてさて、和歌山県橋本市にある子安地蔵寺に藤の花を見に行こうと
ワタクシは朝一番に出向いたのでありました。
ここ子安地蔵寺は「関西花の寺」にも選ばれている花の名所なのですが
皆さんは「関西花の寺」というのをご存知でしょうか。


「関西花の寺」とは20年前に、昔から「ボタン寺」、「アジサイ寺」など、
「花の寺」と称される関西2府4県の25ヵ寺が集まって「関西花の寺二十五カ所霊場会」が結成されました。
25ヵ寺は宗旨宗派の垣根を超えて集まった、花がご縁のお寺です。


ワタクシなどは「花の寺」というと京都の三室戸寺や、奈良の長谷寺などをすぐに思い浮かべます。
しかししかし、「関西花の寺」にはそういうメジャーどころはあまり入っておらず
どちらかというと地味でさほど有名ではないお寺が多いのです。


しかしながら、「関西花の寺」に選ばれているおかげでワタクシのような者でも
「へぇ、このお寺にはこんな花があるんやなぁ」というのがわかりますので、いい企画だなぁと思っております。
ホームページも読みやすく、なかなか工夫されているんですよね。


数えてみたらワタクシは25カ所ある花の寺のうち、まだ8カ所にしか足を運んでおりません。
べつに25カ所全部行こうとは思いませんが、季節の花を愛でにまだ行ったことのないお寺を訪ねてみたいですね。


このお地蔵さんですが、見た瞬間「誰かに似てるなぁ」と思ったんですよ。
「誰やったかなぁ」としばし考えたら、ハッと思い出しました。
どうでしょう。芦屋雁之助さんに似ていませんか？
「ボ、ボクはおにぎりが好きなんだなぁ」という声が聞こえてきそうな気がしました。


どうもワタクシは、そういうくだらんことを考えることが多いようです。困ったものですな。


春の日差しを浴びる藤の花は、なんとも美しく甘い香りが漂っておりました。


「関西花の寺」にふさわしい子安地蔵寺でありますが、咲いているのは藤だけじゃぁないんですよねぇ。

使用したカメラ：Canon EOS7D


野に咲く花が好きなのですが、お寺に咲く花にはまた格別な素晴らしさがあるように思います。
今の季節は藤や牡丹ですが、あと一か月もしたら私の大好きな紫陽花が咲きはじめます。
季節の移ろいをお寺で感じるのもいいものですよね。


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