童門冬二著の「上杉鷹山」を読破しました!
600ページにも及ぶ小説をかつて読んだことがあっただろうか??
この小説、養子として第9代米沢藩藩主となった上杉治憲(のちに鷹山)が、
赤字で危機的状況だった米沢藩を救ったという小説である。
歴史小説はどちらかというと、
全く縁がなかった自分が、
楽しんで読めたのは驚きであった。
特に2つある。
1つは、治憲が初めて米沢に入るとき、
灰皿の中から、火種を見つけた時だ。
「米沢の国は死んでいる。ただ、この国の中にも火種はいる。
まずは、側近のものたちが火種となってくれ!」というやり取りがあった。
自分も今の会社の火種となれるように頑張ろうと強く思った瞬間だ。
とても勇気をもらえた!
後輩も入ってきて、自分が指導をする立場にある。
社長の思いをくみ取って、会社、そして、関わることども達の火種になる!
2つ目は、目の前のことに目が行ってしまい、目的を失ったとき堕落するということだ。
治憲と改革を進めていた竹俣が、権力に永くなれてしまい、
知らないうちに墜落した。
好事魔多しというが、まさにそうだ。
「謙虚」という言葉が大事と言うが、昔の出来事から学ぶことがあるというのも理解できた。
治憲の改革に感動した!
歴史小説も好んで読んでみよう!
毎月、研修の課題で
読書感想文がある。
最初は本を読む習慣も失っていたので、
苦戦したが、最近は楽しくなってきた。
読むことで、
文章を読解することにもつながるし、
歴史ものであれば歴史の勉強にもなる。
何より人と話していても理解力が高まった感じがする。
読書は1つの楽しみになった。
ネットサーフィンをしていたら、
AI研究者が東大に合格させるロボットの開発途中に、
「読めない」ということをで問題提起をしている記事を見つけた。
AIでも偏差値57をたたき出しているから、
もう少しではないかと思いきや…。
人工知能は、キーワードを拾って問題を解くため、
「一日10台の自動車を生産する工場が3日間操業した。さて、自動車は何台できたでしょう?」
という問題には非常に苦労するそうだ。
以下、HPから引用です。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yuasamakoto/20161114-00064079/
この問題が、
「10人が3個ずつりんごをもらった。りんごは全部でいくつ必要か」
という問題だったら、解ける可能性はある。
違いは何か。
2つ目の問題には、掛け算のキーワードになる「ずつ」という言葉が出てくる。
キーワードとして「10、3、ずつ」をうまく選ぶような機械学習ができれば、
たぶん「10×3=30」が答えだろうということになる。
他方、その前の文にはそのようなキーワードが出てこない。
「10、3」しかキーワードが選べない場合、足し算、引き算、掛け算、割り算のどれをすればよいか、困る。
問題文が読めないとはそういうことだ。
以上引用
子ども達を指導しても読めない生徒が多い。
小学生であれば、数字を足したり引いたりしているだけで、読めていない生徒も多い。
これを放っておくと大変だ。
読めないということは、
就職にもふりだし、
マニュアルも理解できない。
そうすると、貧困層が増える。
大変な問題だ。
読解力、自分がつけるのはもちろんだが、
子ども達にも危機が迫っているということを
知ったうえで伝えていこう!