カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

タイの前首相インラットが亡命

2017年08月27日 09時13分18秒 | アジア

前首相、国外逃亡 公判欠席 シンガポール渡航か・・・・・・

インラック氏の兄のタクシン首相(当時)は2006年、ニューヨーク滞在中にクーデターで失脚。現在はドバイを拠点にしている。:毎日新聞2017年8月26日


インラックが海外渡航を禁止されていたのならば

陸路で国外へ脱出した可能性があり、その場合シンガポール渡航ではないかも知れません。

とにかく

タイでは軍事クーデターが多く、1932年以来85年のうち、首相は37人(平均2.3年/1首相)いましたが、そのうち暫定1人も入れるなら軍人が18人(49%)、これからもタイでは軍事クーデターがしばしばあったことが分ります。

仏教国で、しかも国王がいるというのに、なぜか軍事クーデターが多いのですね。 

今回も混迷がありましたが、

東南アジアではクーデターが多く、しかも入り組んでいるため、全体の把握までにもう少し時間をいただきたいと思います。

これを通じて、中国やアメリカの無謀な言動が明らかになりそうです。 


タイ国王の在位:Wikipedia

ラーマ 8世 1934-1946
ラーマ 9世 1946-2016
ラーマ10世 2016-現在

タイの最近の歴代首相在位:Wikipedia

32 スラユット・チュラーノン 2006-2008(軍事政権)
33 サマック・スントラウェート 2008-2008
34 ソムチャーイ・ウォンサワット 2008-2008
35 アピシット・ウェーチャチーワ 2008-2011
36 インラック・シナワトラ 2011-2014
37 プラユット・チャンオチャ 2014-現在 (軍事政権)

GoogleEarthの東南アジア地図で確認しておきましょうか。

東南アジアであんまり醜い争いを続けていると、漁夫の利で横暴な中国に南シナ海をもっていかれてしまいますよ。

さてさて、皆様はどう思われますか。


アメリカの醜聞 55 共和党の異様さ

2017年08月27日 08時35分23秒 | 海外

 


トランプ氏の政府閉鎖示唆、金融市場に波紋:ロイター  2017年08月24日


これはトランプの

アメリカ国民はメキシコ国境の壁で移民を規制する方を選んだ 

とする発言で、議会に対して壁建設予算を通過させるよう要求しました。

その際、どういう関係があるのか分りませんが、「通過させないなら政府機関閉鎖厭(いと)わない」と言うのです。

ただし同じ共和党内部からでも 

  1. 壁を建設する
  2. 政府機関を閉鎖する  

のどちらかを選ぶ必要はない

という声が上がっているとのことで、これはまともな意見だろうと思います。

他に手段があるのに、二者択一を要求するというのは、独裁者に見られる「いけない癖」ですね。

まるで「その二者以外には選択肢がない」かのように思わせるテクニックでもって、今までになかった信頼性を、さらに落としました。

さらに共和党議員からは

政府機関が閉鎖された場合、その責任は民主党議員にある

という声も聞かれました。この言い方も、自分が一番正しいとする独裁国家そっくりで、共和党の信頼性を大きくそこなわせる声でした。

この結果生じるすべての責任は相手にある

と、自分の責任を一切認めないというものです。

これらから考え

民主党のグローバル化で被害を受けたとするアメリカ人支持者がいくら多かったとしても、私は「トランプはもちろんのこと、分裂気味の共和党にも明日はない」と思うようになりました。

トランプは

「頑固ないいおっさん」なんでしょうが、「アメリカの大統領」としてはあまりにも荷が重すぎるようです。一刻も早くトランプを弾劾することがアメリカにとって緊急の課題であり、むしろトランプが自ら辞任しないと、アメリカの利益になりませんよ。←「世界中から馬鹿にされ続けますよ」と言うとトランプが反発するために、こう言いました(笑)。

韓国が

癒着・不正満載の「一応親米」保守政権と、中国を極端に気にしながら北朝鮮へ接近しようとする不可解な左翼政権の間を、激しく揺れ動いております。政党名がしばしば変わるので、こう表現しました。

アメリカも

グローバル化の推進によって一部の富裕層の富をさらに増やした結果アメリカ庶民の富を奪うことになった「民主党」と、不可解な発言が多いトランプを大統領にしてしまった分裂気味の寄せ集め「共和党」の間を、これまた激しく揺れ動いていますね。

さてさて、皆様はどう思われますか。