Broken Flowers …はうはう河馬の脂肪遊戯

いらっしゃいませ。お独りさまで?どうぞお好きな席に。戯れ言、繰り言、かあるくかるく。

20180507(月)…ホームにて

2018年05月07日 | 2018



昨日のできごと。
ウォーキングに行く途中だ。

駅のホームで
ホームレスのおっちゃんに
話しかけられ
電車がくるまで立ち話。


駅のホームでホームレスにって…笑っていいのか。

「役所と喧嘩したので相談に行けない。」
「県西部のほうから逃げてきた。」
「またホームレスだよ。」
「年金が8万円近々でる。」
「病院にも行かないと。」
「死んでもいい。」

朝早い駅のホーム。
電車を待っている人達はまばら。
待っている人たちは
俺達に背中を向けているにもかかわらず、
拒絶しつつも
俺達の話にしっかり聞き耳を立てているのがわかる。


とにもかくにも
「役所に相談しに行くよう」に話した。
けれど、
「ええわ、役所は、すぐ怒るから。喧嘩になるし。」だって。

「なあ、さっき死んでも良いっていうくらいなら、喧嘩になるくらい我慢できるだろうが…。」と云々。

気がついた。
ホームレスのおっちゃんは、俺と話をしたかったわけじゃない。
きっと、ホームにいて背中を向けて聞き耳を立てている赤の他人に
自分の声を届けたかったんだ。


間もなく
俺が乗る電車が来てしまい、
おっちゃんはホームで俺を見送ることに。

俺の乗る電車に乗ろうか、迷っている仕草。
俺ともう少し話をしたかったのかもしれない。
誰かに聞き耳を立ててほしかったのかもしれない。

けど
俺の乗った電車が動き出すと、
やおら、きびすを返し、ホームの階段を上がっていったのが見えた。


なあんかなあ。
朝から寂しい気分になった。
なあんかなあ。
俺はどうすりゃ良かったんだろ。

なあんかなあ。
なあんかなあ。

なあんかなあ。