しもじも日記

書くの大好き。

事故後のこと

2015-09-27 08:05:46 | 日記
15年前の9月26日は人生を見つめ直す出来事があった日だ。

大学の4回生の夏休み最後の週だ。卒業論文も途中だった。

そんな矢先に事故を起こしてしまい、3カ所も骨を折ることとなった。

骨折するとまずギプスで患部を固定するが、なんせ上腕骨と鳥口突起の珍しい骨折なので固定ができない。少し動くだけでも激痛だ。

なにをいっても手が上がらない。
胸より上は上がらない。
起きられない。
頭は元気だけど、身体は重症だった。

全治6週と診断書にはあったが、普通の生活に戻るのは半年くらいかかった。

後遺症としては、腕が真っ直ぐ今まで通りにはあげられないとのことだった。

4日ほど高熱。
腎臓も少し悪くなり、血尿もでる。不思議とどんな検査をしたのか覚えていない。

一番イヤだったのは、全てにおいて誰かの介助が必要で、自分で起きることも服を着替えることもできなかった。寝たきりだ。

死にたいと思った。
でも、自分で身体が動かすことができないからな死ねないということもわかった。


入院先の整形外科の先生から肩にボルトをいれる手術を提案された。

私自身は早くなおしたかったので全然オッケイだったが、母親が女の子の身体にメスをいれるのはダメだといって反対。場所も伊賀上野だったので実家の近所の病院に転院しようということになった。

実家の近所の総合病院に紹介状を持って行く。
入院覚悟で行ったが、たまたまそこの病院に整形外科の有名な先生が週に1度診察していた。有名スポーツ選手など日本全国から診察に来ていたそうだ。
手術もあるかと思ったら、
先生から
「これぐらいの骨折だったら手術しなくて温存しましょう、入院はなしです」と言われた。

普通はオペケースだったらしい。
毎月レントゲン撮影をして骨の具合を見ていくが、2ヶ月くらいしてそろそろリハビリをしないといけないかなと思っていたら、先生からは
「毎日雑巾がけをすること」
という驚きの言葉がでた。

怪我の具合というのはこんな感じだったが、日常生活が本当に困難で、姉の結納の前の事故でもあったから親からしたら本当にトンデモナイ娘だったと思う・・。


コメント
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