「ゴジラのマネジメント」と
富山プロデューサー・その3
この本に関わって知る事のできた一番は、全てにおいてマネジメントがある、必要という事でした。世の中にはイレギュラーな事は多々あります。効率を良くする事(もちろん大事)だけが全てではないし、人と関わる時、複数で何かをする時はバランスも必要になります。人間は感情の生き物ですから、話し方一つでもある意味マネジメントが必要なのかもしれません。様々な出来事への対応や状況判断など自然に身に付いている部分と不足している部分をも見つめ直す機会の一つになりました。作業しながら「『ゴジラのマネジメント』の仕事をする上でのマネジメント」のような感覚もありました。
25人インタビューでは、皆さんがよく知っておられる方々から、あまり特撮本ではお見かけする機会の少ない方まで掲載されています。聞き手が富山さんだからこそ話して下さった部分はたくさんあると思います。
立ち会わせていただき、実に多様な皆さんのお仕事がわかって嬉しいのもありますが、その方々を調整、管理、マネジメントされるプロデューサーのお仕事の大変さも僭越ながら、ほんの少しばかりではありますが実感しました。
個人的には「大ゴジラ特撮展」準備・開催期間にインタビューが集中していましたし、「ゴジラ 東宝チャンピオンまつりパーフェクション」と編集時期が一部かぶっていましたので大変な作業になるかと思っていたのですが、一番落ち着いてできた仕事でした。偉そうな言い方になりますが、著者原稿がしっかりして下さっているので編集者はその分大いに助かるのです。友井さんのおかげもあってデザイナーとしてももちろんそうでした。
最初に「書いてほしい」と思い立ってから、ご快諾いただいた事、編集、デザイン、校正作業、発売、先日のイベントまで全部ひっくるめて私にとっては「ゴジラのマネジメント」。忘れられない仕事でした。
もうひとつだけ。他のゴジラスタッフや小高恵美さんら、皆さんにお会いできたのもそうですが、特に感慨深かったのは、富山さんと川北監督の対談に立ち合えた事です。田中プロデューサーと円谷監督が対談されたらこんな感じだったのかな……、富山さんと川北監督の対談があった事は後々もっと貴重なものとして語られるんじゃないのかな……と。そして今はもうそれは二度と実現できません。そう思ったら実に幸せな時間を過ごさせていただいたと思うのです。
編集時、デザイン時、校正時と数えきれないほど何度も読んでいるのですが、この本の関係での私の仕事は、後は少しだけイベントの残務があるだけですので、これからは皆さんと同じくいちファン、いち読者として読み返したいと思います。
皆さんもぜひ「ゴジラのマネジメント」何度でも読み返してください。もちろんゴジラ映画の事もたくさん新しく知られる部分はあります。
時にはそれをヒントに自分に置き換えてみると、ちょっとした役に立つ部分を見つけるでしょう。
自分のお仕事、学業、生活、人とのコミュニケーションのマネジメントにプラスになるはすです。
発売に当たって、ご協力いただいた皆様にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。
●「ゴジラのマネジメント プロデューサーとスタッフ25人の証言」絶賛発売中!!
(2015.4.2更新)
富山プロデューサーは、最初にオファーした4年前の事は覚えて下さっていました。私の勘違いだったようです。
富山プロデューサー・その3
この本に関わって知る事のできた一番は、全てにおいてマネジメントがある、必要という事でした。世の中にはイレギュラーな事は多々あります。効率を良くする事(もちろん大事)だけが全てではないし、人と関わる時、複数で何かをする時はバランスも必要になります。人間は感情の生き物ですから、話し方一つでもある意味マネジメントが必要なのかもしれません。様々な出来事への対応や状況判断など自然に身に付いている部分と不足している部分をも見つめ直す機会の一つになりました。作業しながら「『ゴジラのマネジメント』の仕事をする上でのマネジメント」のような感覚もありました。
25人インタビューでは、皆さんがよく知っておられる方々から、あまり特撮本ではお見かけする機会の少ない方まで掲載されています。聞き手が富山さんだからこそ話して下さった部分はたくさんあると思います。
立ち会わせていただき、実に多様な皆さんのお仕事がわかって嬉しいのもありますが、その方々を調整、管理、マネジメントされるプロデューサーのお仕事の大変さも僭越ながら、ほんの少しばかりではありますが実感しました。
個人的には「大ゴジラ特撮展」準備・開催期間にインタビューが集中していましたし、「ゴジラ 東宝チャンピオンまつりパーフェクション」と編集時期が一部かぶっていましたので大変な作業になるかと思っていたのですが、一番落ち着いてできた仕事でした。偉そうな言い方になりますが、著者原稿がしっかりして下さっているので編集者はその分大いに助かるのです。友井さんのおかげもあってデザイナーとしてももちろんそうでした。
最初に「書いてほしい」と思い立ってから、ご快諾いただいた事、編集、デザイン、校正作業、発売、先日のイベントまで全部ひっくるめて私にとっては「ゴジラのマネジメント」。忘れられない仕事でした。
もうひとつだけ。他のゴジラスタッフや小高恵美さんら、皆さんにお会いできたのもそうですが、特に感慨深かったのは、富山さんと川北監督の対談に立ち合えた事です。田中プロデューサーと円谷監督が対談されたらこんな感じだったのかな……、富山さんと川北監督の対談があった事は後々もっと貴重なものとして語られるんじゃないのかな……と。そして今はもうそれは二度と実現できません。そう思ったら実に幸せな時間を過ごさせていただいたと思うのです。
編集時、デザイン時、校正時と数えきれないほど何度も読んでいるのですが、この本の関係での私の仕事は、後は少しだけイベントの残務があるだけですので、これからは皆さんと同じくいちファン、いち読者として読み返したいと思います。
皆さんもぜひ「ゴジラのマネジメント」何度でも読み返してください。もちろんゴジラ映画の事もたくさん新しく知られる部分はあります。
時にはそれをヒントに自分に置き換えてみると、ちょっとした役に立つ部分を見つけるでしょう。
自分のお仕事、学業、生活、人とのコミュニケーションのマネジメントにプラスになるはすです。
発売に当たって、ご協力いただいた皆様にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。
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(2015.4.2更新)
富山プロデューサーは、最初にオファーした4年前の事は覚えて下さっていました。私の勘違いだったようです。