こころラボ

楽しく幸せなこころを育てる実験

十二国記

2015-05-20 16:31:57 | 日記
小野不由美さんの「魔性の子」という本をタイトルに魅かれて読んだら
「十二国記」というシリーズものにつながっていて
読み始めたら結構はまりました。

架空の十二の国の、主に国政を司る王様や官吏のお話。
お目付役(補佐役)として「麒麟」が登場しているのも好きなところ。

その番外編の短編集「華胥の幽夢(かしょのゆめ)」を読みました。

登場人物は王族だったり、官吏だったり、市民だったりするのだけど
悩み迷いながら自分の道を見つけていくのです。
正しいのかどうかわからなくても、自分の心に従って。

みな凛としていて、読んでいると自分の背筋がしゃんとします。
覚えておきたいセリフがいっぱいあります。
人名、国名、王宮、役職名にいろんな漢字が使われていて
ああ、この漢字いいなあと思ったりします。

新潮文庫版の山田章博さんのイラストがまた美しい。

短編集だけ読んでもいいのですが、「十二国記」の本編を
読んでからの方が心にぐっときます。

もう1冊の短編集「丕諸の鳥(ひしょのとり)」もお勧めです。

私がこうありたいと思う人の姿が描かれてます。
コメント
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