仙人の森

多峯主山の仙人、百太郎のブログです。

ゲド戦記 I 影との戦い

2006-05-21 12:00:00 | 本と雑誌

あれよあれよと言う間に一冊読み終えてしまいました。
偉大な魔法使いの名前(通称含)は何故か鳥の名前ですね。
ハイタカ=>ゲド
マーリン=>マーリン

マーリン T・A・バロン著と似た所が多数あります。作品はゲド戦記が先なので、マーリン
シリーズはゲド戦記の影響を受けているのかもしれません。

魔法使いとしての知名度はマーリンが上ですが、物語としてはゲド戦記の方がはるかに
良くできています。
文章も非常に読みやすく、ストーリーも良く練れていて名作といって良いでしょう。
またもう一人の高名な魔法使いガンダルフと比較すると、物語の主人公か否かにより
だいぶ印象が違います。ホビットの冒険も指輪も読みましたが、魔法使いの物語を読み
たいのであればゲド戦記をお勧めします。

影との戦いでは主人公ゲドが失敗しながらも成長して行く話しです。そして親友との
固い絆、竜退治、正体不明の敵に追われたり追ったり・・・
オデッセウス程ではないが船でさ迷ったりと、読み応えあります。

さて、ジブリの映画公開まであと少し時間があります。
読んでから見ますか?見てから読みますか?
どちらにしますか?


ゲド戦記

2006-05-16 12:00:00 | 本と雑誌

ネットでゲド戦記のソフトカバーセットを注文した。18日に到着の予定!
楽しみだ。

ジブリの映画は第3巻らしいので、あまりゆっくり読んでいると映画の公開まで間に合わない?
っていう事にはならないように気をつけよう。


魔術師エベネザムと不肖の弟子

2006-05-09 12:00:00 | 本と雑誌

読み終わりました。
余りにも登場人物が入れ替わり立ち代わり出てきて、色々な事件が次々と起こるので1回読んだだけでは全てを把握することができなかった。そうです!2回読んでやっと全体が見えてきました。

内容について細かく書いても意味が無いので大雑把な感想を述べると、波乱万丈、前途多難、艱難辛苦などなど四字熟語が次々と出てくるような物語です。そして一見凄い魔法使いの話(ガンダルフのような)と思いきや、どちらかと言うと俗っぽく、したたかに生きている怪しい占い師に近いような人物です。
弟子の方も、それなりに一生懸命なのですがへまばかりしている少年だし、旅の仲間になる人物たちも一癖も二癖もある面々です。
夏までに続編が出るそうです。私個人的にはあたりの本です。


魔術師エベネザムと不肖の弟子

2006-04-21 12:00:00 | 本と雑誌

昨日書店で見つけた本を紹介する。
真っ赤な表紙に魔法使いが両手を振り上げ呪文を唱えている絵が描かれている。
帯には[ちょっとユルめの笑えるファンタジイいかがですか?]の文字が。
裏表紙の概要を読み、面白そうなので買ってしまいました。

本文はまだ20ページしか読んでいないが、物語にはすんなりと入り込める文章です。
概要から察すると厄介なトラブルに巻き込まれた師匠である魔法使いと、その弟子が王様から賞金をかけられ逃げて行く所のようである。まだ20ページですからどうなるか分かりません。
とにかくのめり込めそうな話なので、一気に読んでから詳しい照会文を書くことにしよう。

魔術師エベネザムと不肖の弟子
クレイグ・ショー・ガードナー著 ハヤカワ文庫(FT412)
ISBN4-15-020412-8