仙人の森

多峯主山の仙人、百太郎のブログです。

台風一過の夜明け

2007-10-28 12:00:00 | 日記

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昨夜の風雨が嘘のように綺麗に晴れた朝である。太平洋側の雲が殆ど無いために地平線付近まで視界は良好である。日の出の方向は新宿方面でないのだが、美しいオレンジ色の空をバックに黒くそびえる新宿のビル群を撮影する。

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日の出の方角は夜明け前の一番美しいグラデーションに染まっている。先程まで点いていたビルの赤ランプの点滅も消えている。この時点を過ぎると日が昇り始めるまで空は単調な色彩となる。

常連さんと会話をしている時、目の前を黒い影が音も無く飛び去り、多峯主山頂上の南斜面に生える桜の木に留まった。最初飛翔中の羽根の先端が尖っていたのでハヤブサかと思ったが、小鳥の囀りも、ねぐらを飛び出したカラスの鳴き声も聞こえない暗闇である。二人して「あっ!」と声を上げ、木に止まった姿をみると体の大きさに比べて大きく丸い頭からフクロウの仲間と直感した。確かに羽ばたきの音は全く聞こえなかったので、「これやこのフクロウか!」と詳しい種類は判らぬが、この鳥が成鳥ならば、ハトより少し大きいサイズからすると、アオバズクコノハズクの何れかと考えられる。ミミズク類のピョンと立った眉毛のような羽毛は無かったし、フクロウほど大きくも無かった。

さて、フクロウに詳しい方にぜひ教えて頂きたい。埼玉県飯能市の標高270mの植林された杉ヒノキ林とコナラの林で生活するであろう種は?

思わぬ来訪者を見送った後に、地平線まで奇麗に晴れた日の出が拝む事ができた。やはり、もう少し雲がある方が写真としてはいとをかし。

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