RJとAロッドの久々な爆発でデトロイトに勝利した。そんな中、松井秀喜が着々と9月中旬頃の復帰に向けて打撃練習に着手した。この「映像付きマシン」たるものが松井復帰の足がかりになりそうだ。タンパのキャンプでも使用済みではあったが、大抵オフの間に目を慣らす、感覚を取り戻すために使われるようだが、実戦から3カ月以上離れた松井にとって、案外慎重且つ、より一層の感覚の取り戻しのための必需品(マシン)になるだろう。野球経験者やプロの投手のすぐ後ろで見られた方なら分かるが実際に活きた球速は想像以上に早い。無論アマチュアならその速さに圧倒されるが、あの松井ですら久し振りの実戦的感覚に思わず「速いね」という言葉が出たらしい。確かに痛みもなく、違和感も少しずつなくなっているとは言え、この球速を打ち返しつつ多彩な変化球投手とも戦っていかなくてはならない。打撃練習が始まればその辺の調整は一気に行くと信じている。もうトーリ監督が名言しているように最初はDH。ただアブレイユがNYのメディアに屈せずいい働きをし、この松井の穴を埋めた功労者はなんと言ってもカブレーラにある。またDHならジオンビー、シェフ、バーニーと続々とチーム内競争は熾烈である。ただPSそしてWSの経験値と「ここぞ」という時にやってくれる松井秀喜に今年中の復帰は必要不可欠だろう。映像付きマシンから活きた投手の球速に負けない痛烈な当たりが出るのもそんな遠い日ではないようだ。
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