城島健司は新人王を獲れるのか?

2006年09月28日 | MLB
日本人初の捕手として渡米した城島は予想外の活躍であった。彼はキャンプから投手全員の球を捕球すると言った、その合間合間にメモを取り、それなりの癖、長所、短所を細かく分析していた。フィリーズに行ってしまったミスターマリナーズのジェイミーモイヤーは当初城島への信頼度は低いものだった。モイヤーでなくともヘルナンデス、メッシュ、プッツ等々城島のサインにことごとく首を横に振っていた。「あんないい球を持っているのに・・・」と城島は苦労した。今でも思い出す言葉に「ピッチャーだって生活がかかっています、曖昧なサインなんか出せませんよ」とプロ根性の発言に目力を感じた。しかしパドレス戦でイチローのレーザービームを体ごとぶつかってきたランナーに完璧なブロックで一回転しても球はミットから落ちることは無くアウトだった。それから城島の勉強熱心は続き投手の信頼を得た。捕手という過酷なポジションに現在AVG:291、HR:18、RBI:76は最下位マリナーズの中で新人としては文句無い成績だ。ただ普通は優勝チームから選出されることが多い。また日本での活躍が「新人扱いされない」部分もある。しかし野茂、イチロー、佐々木は新人王を獲得している。最強のライバルは地区優勝を既に決めたタイガースのジャスティン・バーランダーだ。17勝9敗 防御率3.63はタイガース優勝の原動力になり、新人王どころかサイヤング賞の声も高い。(サイヤング賞は個人的にミネソタのヨハンサンタナと思うが・・)城島には悪いが俺的にはバーランダーかな?城島にはタイトルとかよりも記憶に残る名捕手としてチームを牽引するリーダー的存在は充分持っている。彼もそんなに気にしていないと思うけれど。メジャーの選手は勝利の後にタイトルがついてくればと、常にチーム一丸となってリングを獲る考えは強いのだ!!
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