四季のつれづれ

移りゆく季節の中で感じる喜び・・・

小さく、小さく・・・

2009-09-05 18:47:29 | 俳句
月刊で「俳句四季」という雑誌があります。
それほど熱心な生徒ではないので
毎月購読しているわけではないのですが
今月号にあなたの句が載ってるよと言われ、
買いました!



私の入れていただいている「河内野」。
主宰の山下美典先生が、今年2月に行われた
恩智神社、恩智城址の吟行記を寄稿されていて
その吟行句の中に私の一句が載せられていたのです。


 摂河泉黄沙に色を薄くせり

摂河泉は昔の国名で摂津、河内、泉州のこと。
あの辺りの高台からこの三つの国が
望めるのですが、おりしも黄沙の季節。
ぼやけて見えるのを詠んでみました。

ホントに小さく、小さく載せられた一句ですが
やはり励みになります

天王寺公園 吟行

2009-07-25 13:07:30 | 俳句
昨日の天王寺公園での俳句です…

慶沢園の入口付近にある旧黒田藩の長屋門。


  長屋門モノクロ涼しなまこ壁


園内の散策路


 木漏れ日が優しく見せり夏木立


池には睡蓮や河骨(こうぼね)の花が満開


 睡蓮の二時を待たずに今盛り

俳句教室

2009-07-11 18:46:05 | 俳句
今日は7月2回目の俳句教室
この教室ではみなさんいろいろな句材を
持ってきて下るので、
その場で句を作ることが要求される。

そんな中に皮がはじけたこんな茄子も…


  育ちすぎ茄子切腹の憂き目かな


サングラスも夏の季語

  強がりを装ってみるサングラス


田圃の風景

  白鷺の細き足のむ青田かな

お粗末さまでした



俳句教室

2009-06-03 18:06:10 | 俳句
今日は「河内野」の主宰山下美典先生の俳句教室。
毎月、第一水曜日。


 始まりは白でありけり七変化



青系も赤系もまだ若い蕾のころは白色の紫陽花。
これから徐々に色を変化させていく…


 みどりごの握る力や夏来る

先日生まれたあいりちゃん。
私の指を握りしめる力は
行く末頼もしい。

俳誌「河内野」 吟行

2009-02-16 11:01:21 | 俳句
昨日は参加している「河内野」の
月一回行われる吟行。
今月は私の参加しているグループが
お世話をする当番に当たっていた。

下見に行ったり、案内書を作成したり。
その案内書を私がパソコンで作ることになり、
ここ2週間ばかり、結構それに時間をとられていた。

場所は八尾市の恩智周辺。
まず、10日にグループで下見。
ここは恩智城址。手前のレンガ門は
小学校として使われていた名残。


恩智辺りにはまだこんな風情のある土塀も…


そして、昨日の吟行句会。
110数名の参加で大盛況。


毎月どこかのグループがお世話してくださるのだが、
私はあまりこの吟行句会には参加していないので
慣れないことに、少々オツカレ…
取りあえずは、盛況のうちに終わったことにヤレヤレ。

俳句教室

2009-02-05 17:50:19 | 俳句
昨日は俳句教室。

俳句は暦通りに季節を詠むので
昨日の立春からはもう春だ。

  青空の戻りし朝今日立春(あおぞらのもどりしあしたきょうりっしゅん)

  子等がいてこそ楽しけり鬼やらひ(こらがいてこそたのしけりおにやらい)

とは言ってもすぐに春の句が作れるわけもなく…

  山茶花の疲れを知らぬ咲きっぷり(さざんかのつかれをしらぬさきっぷり)


俳句教室

2009-01-10 17:10:00 | 俳句
今日はもうひとつの俳句教室の初句会。
こちらは季節に合わせ、いろいろな席題を
先生や、また句仲間が持ってきて下さる。
今日は水仙、葉ボタン、冬薔薇などのお花。
水菜や蕪などの冬野菜。
かるた、独楽、羽子板などなど…
特にかるたは先生が毎年変わったものを持ってきて下さる。

今年は落語かるた


  落ち聞けば納得落語かるたかな

こちらは句仲間の一人が持ってきて下さった百人一首


袋の中から出された風呂敷包み。
解けば濃紫のちりめんの風呂敷包み。
その中に紙箱、紙箱を開ければやっと桐の箱。
桐の箱を開ければまたまたちりめんの布に
包まれた絵札と字札。やっとお出まし

それもそのはず!この歌留多は
尾形光琳の歌留多を模写したもの。
札の裏にはそれぞれ金箔が貼られている。
結婚間なしに買ったと言われているから
もう3,40年前?
その時のお値段が何と40万円
これは下世話な私たちが無理やり聞き出したお値段(念の為…)

そのお値段を聞いた後の拙句

  桐箱に納まる歌留多触れまじく



ちなみに文字は変体かな。
歌留多とりするにも私にはほとんど読めない…

俳句教室

2009-01-07 16:57:05 | 俳句
今日は今年初めての教室、初句会だった。
三が日から比べれば今日はまた、格別の寒さ。
遠い人は奈良や大東市からの参加。
今年もみなさんよろしくです!

  金箔も運も飲み干す屠蘇であり(きんぱくもうんものみほすとそであり)

    良い運がきますように…

  初風呂に酒の匂ひを流しけり(はつぶろにさけのにおいをけしにけり)

    どれだけ飲んだの?

  溢れさせ贅を味わふ初湯かな(あふれさせぜいをあじわうはつゆかな)

    湯船に入った時、溢れるお湯に贅沢を感じるのは私だけ?

つたない俳句に今年もお付き合いのほどを…

今日も俳句教室

2008-12-13 18:35:57 | 俳句
今月2回目の俳句教室。
今日の句会は出句数も多いのでちょっと大変。

 一十百千両万両祝ぎの赤 (いちじゅうひゃくせんりょうまんりょうほぎのあか)



千両、万両はお正月の生け花にも
よく使われる赤い実。
でも、一両、十両、百両それに百万両というのもあるらしい。
上五、中七はすぐに出たのだが、下五が出てこない。
目出度い赤い実を詠みたいのだが言葉が
出てこなくて、約半月。
今日やっと祝うと言う言葉が
祝ぐ(ほぐ)と言うのだと思い出し完成。
ちょっぴり生みの苦しみを味わう

 年の瀬や「変」という字で締めくくる
   (としのせや「へん」というじでしめくくる)