四季のつれづれ

移りゆく季節の中で感じる喜び・・・

名残りの紅葉を求めて 滝坂の道

2010-12-07 11:12:33 | お出かけ
春日大社の南端から柳生へと続く柳生街道。
滝坂の道とも呼ばれ、途中、奈良、平安、鎌倉時代に
彫られた石仏が点在する。
柳生の方から歩いたことは2,3度あるのだが奈良から歩くのは初めて。

江戸時代に柳生への物資を運ぶために石を敷き詰め整備された道。

(こんなにきれいに残っている道ばかりではない…)

紅葉はほとんど散って、落葉ももうすっかり枯れ葉色。
でも時々こんな木も見かける…


鎌倉時代に彫られた夕日観音


同じく鎌倉時代に彫られた朝日観音

(もう午後を過ぎていたのでお顔は陰ってしまって…)

以前に歩いた時も見つけられなくてまだ拝観していなかった春日山石窟仏。
今回、やっと人に聞きながら行きつくことができた。


平安時代末期に彫られた石仏。
この石窟の中に菩薩立像や大日如来、多聞天などが彫られている。

4人の菩薩立像


お顔の表情がそれぞれ違うのがおもしろい。

この日はここで引き返す予定だったのだが、
この石窟仏のすぐ上のほうが「春日奥山周遊道」
せっかく来たので、春日山原始林を満喫して帰る事に…