黄道(こうどう)は
天球上における太陽の
「見かけ上の通り道」
のことを指します。
ちなみに
黄道よりさらに
5度8分7秒傾いている
月の通り道のことを
「白道」といいます。
二十四節気のひとつ「立春」は
現在広まっている定気法では
黄道が315度のときのことを指し
通常は2月4日ごろにあたります。
ところが
今年に関しては
2月3日23時59分がそれにあたり
わずか1分の時差のため
立春が2月3日となります。
したがって
節分が2月2日になり、このことは
明治30年(1897年)以来
124年ぶりのこととか。
▲天河大辨財天社HP
さて
奈良県天川村の天河神社では
節分祭の前夜に鬼を迎える
鬼の宿
という神事を執り行います。
夜更け、一番座敷に
「布団」をひき
「にぎりめし」「梅干し」を供え
縁側には澄みきった真水を
「手桶」に張り
一晩そのままにしておきます。
節分祭当日の早朝
「手桶」の水を見ると
鬼が手を洗い、泊まった印として
底に砂が沈んでいるのを
参列者全員が確認する
といったものです。
天河神社では
通年通り
2月2日19時~「鬼の宿神事」
2月3日11時~「節分祭」
を予定されています。
ちなみに
神殿での御参列は限定50名ですが
1月14日現在既に上限に達したとのこと。
3日の護摩への御参列は大丈夫そうです。
令和3年の厄除け祈願にいかがでしょうか。