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若気の至りと親の恩

2016-02-07 14:32:01 | 伝統的考え方
「若気の至りと親の恩」


若気の至りで、親に反発することは、誰にでもあります。

それが、独立した大人への第一歩。

これがなければ、精神的独立は果たせません。

しかし、
いままでのご恩は、忘れてはいけない。

ご恩を忘れることは、恥ずかしいこと。

ー・ー・ー・ー

「仏説父母恩重経(ぶっせつぶもおんじゅきょう)」というお経があります。

中国で撰述され、江戸時代に我が国に伝えられたものです。

ここには、
親の十の恩が説かれています。

1、懐胎守護の恩
懐妊すれば、ただひたすらお腹の中の子の無事を思う。

2、臨生受苦の恩
母は陣痛の苦しみに耐え、父は安産を祈る。

3、生子忘憂の恩
ひとたび産まれれば父母は限りない喜びに浸る。

4、哺乳養育の恩
母は自ら体力の消耗は顧ずに乳を与え続ける。

5、廻乾就湿の恩
常に子供には快適な環境を与えようと願う。

6、洗濯不浄の恩
どんなに臭う糞尿も子供のためなら厭わずに洗いすすぐ。

7、嚥苦吐甘の恩
自分はどれだけ粗食に耐えても、子供には満足な食を与える。

8、為造悪業の恩
子供のためになるならば止むを得ず罪を犯し、自分が地獄に堕ちることもよしとする。

9、遠行憶念の恩
子供が遠くに行けば、無事帰宅するまで心配し続ける。

10、究竟憐民の恩
生きている間はもちろん、死んでからも子供を護ろうとする。

お経で説かれているということは、このことに気が付かない人が、いかに多いかということ。

「子を持って知る親の恩」とよく言われます。

たまには、

遠い先祖からの「先祖の恩」、

私たちが暮している平和な「国土の恩」、

教えを導いてくださる尊い「師の恩」、

そして、

何より慈しみ育ててくださった
「父母の恩」に思いを致し、

心から感謝してみましょう。


(「仏教生活 27年お盆号」竹内英真さんより)


知らずの恩は、たくさんあるもの。

先人のご恩に心から感謝してます。(^_^)


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