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ちょっと昔の婦人の道

2016-02-10 13:56:35 | 伝統的考え方
「ちょっと昔の婦人の道」


「三従四徳(さんじゅうしとく)」といいます。

昔の中国の教えの中で、婦人のものです。

現代みたいに女性の社会的地位が確立れていなかった時のもので、

その当時は絶対的なものとして教えられていたようです。

しかし、
現在では、絶対的なものとすると、それだけで、しんどいです。

話半分ぐらいでいいのでは?(^◇^;)と思いますが、、、

でも、
何かに迷ったときの基本的な判断基準になるのではないかと思います。

参考にと思い、皆様に贈るものです。


🌸「三従四徳」🌸

「三従」とは、

家にありては父に従い、
嫁に出れば夫に従い、
夫を亡くせば子に従う。

「四徳」とは、

「純婦徳」、「謹婦言」、「正婦容」、「精婦工」

の四徳です。


これは女性が日常、奉公すべきこと。

進んで道を修めんとする者は、
一層完全に備えようと努力します。

以下に、ちょっと詳しく説明します。


🍀「三従」🍀

1「在家従父」――女の子が未だ嫁いで出ていかない内は、父母の教訓に聴き従う。

毎日お茶を差し上げ、ご飯を差し上げ、お母さんの奉公して他人からの恥を免れる。

各種の家事を学習する。

お茶、ご飯を怠慢してはならない。

兄嫁を恭しく敬い、父母に従順なことが必要である。


2「出嫁従夫」――女性は嫁に出て、夫の教訓に聴き従う。

礼を以って夫を敬い、当に婦道を尽くすべです。

事の大小を論ずることはなく、
夫を主とし自己の優れることを顕わしてはいけません。

家事を操を以って勤め、
夫の母に孝をもって従い、夫の叔父叔母を尊敬し、和気を貴いとなし、

夫がもし酒色・タバコ・賭博に貪欲で、喧嘩が好きで、正道を歩まざれば、

すべからず夫に勧めて過ちを改めさせなければなりません。

夫唱婦随、是が嫁に出て夫に従うことです。


3「夫亡従子」――もし夫が先に死別すれば、あらゆる事情につき子供と相談する必要がある。

決して自分だけで妄りに行動してはいけない。

子供の年が若ければ、
礼を以って教訓とし、溺愛してもいけないし、責めてもいけません。

もし亡父に子供がいなければ、
苦節を名目として、総て夫婦の情愛を思い起こすことが必要です。


これを、「三従」といいます。


🌸「四徳」🌸

第一徳「純婦徳」

「純婦徳」婦女は、清い心で慾が少ないこと、との教えです。

雑念を除き尽くし、心に智慧を生み、是非を明白にし、道を性命と知れば真である。

世情の俗縁は仮(偽)であり、古人に法を学び、道を訪ねて修行する。

輪廻の苦を脱し、良心で事を行い、衆と和し、己に克ち、人を助け善を成し、諸悪をなさず,多くの善を奉公する。

これが「純婦徳」です。


第二徳「謹婦言」

この教えは婦女の話し方についてです。

心を細心にして謹慎し、話す時には総て話す前後を考える必要がある。

でたらめな事を話してはならない。

俗に「病は口から入りて、禍は口より出ず」と言います。

故に益があるなら口を開き、
無益なら言わず、言葉を和らげ、顔は悦びを示し、話のあとは微笑んでいる。

このような人が始めて賢婦なのです。


第三徳「正婦容」

「正婦容」は婦女に行住坐臥、話し方、挙止、行動を問わず、全てについて、品行端正、穏当を根本とすることを教えます。

夫婦は和し善良であり、楽しみて淫を貪らず、各々は人の守るべき道を守る。

もし身ごもれば、胎教の法が必要です。

婦女は規則を守り、姿勢・態度がきちんとした人物にさせる。

これが「正婦容」です。


第四徳「精婦工」

「精婦工」とは、すなわち婦女にいろいろな仕事を全て学ぶことを教えるものです。

家事の処し方は勤倹を根本とします。

家の内外を掃除し、
乾かし浄らかにし、決して怠惰を習慣としてはいけない。

これが「精婦工」です。


以上が、

婦人の徳「三従四徳」です。

昔の女性の姿が目に浮かびます。

この考えは、今の人の中にも受け継がれているのでは、ないでしょうか。

知っておくだけで、以前より品性のある女性になることができますね。


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