花水木の独り言

庭の大きなハナミズキの、白い蝶のような花びらや、真紅の葉に気持ちを託して・・徒然なるままにキーを打ちました。

ふしぎな岬の物語

2014-10-25 | 映画

モントリオール世界映画祭 審査員特別賞グランプリ エキュメニカル審査員賞 2冠受賞

味わい深い人々の至福の物語。    こんな岬が実際にあるなんて--- 風に吹かれる岬で、生きる希望が心に灯る そんな愛おしいひとときを、あなたに贈る。 こんな語りかけに心動かされて近くの映画館に行ってきました。

写真を插入しますが、不出来で非常に残念ですがご想像下さい。岬に一軒だけある「岬カフェ」        

 

 

 店主 柏木悦子の朝は、裏で何でも屋を営む甥と近くの小島で、湧き水を汲むことから始まります。なにより人々を和ませるのは、注文を受けてから豆を挽きネルドリップで丁寧に入れた心尽くしのコーヒーでカフェ、に集う人たちを元気づけます。

       

 

悦子をこの地へと導いたのは、今は亡き最愛の。スケッチ旅行で偶然訪れた岬で、美しい虹と出会った夫は虹の繪を妻に残す。一人ぼっちになった妻は虹をつかむような気持ちでこの岬に移り住んだのでした。皆で喜びを持ち寄り、悲しみを分かち合う・・・そんな穏やかな日々がいつまでも続くことを願っていた岬村の人達の人生に荒波が押しよせる。岬カフェ、が炎に包まれてしまうのです。

                      

常連の転勤や叔父の死もあり、厳しく寂しい流転に飲み込まれながら、どんな未来を見つめるのでしょうか・・・悦子を見守ってきた虹の繪も失くなって・・・・・岬村の人々は苦しみの先に、どんな未来を見つけるのでしょうか?

主人公 吉永小百合 のインタビュウを読む。「みなさんの心のなかにじんわりと静かに残る作品こそ、今私が望む映画です」。

明るい画像を最後に載せて終わらせていただきます。 

          


「楽園としての芸術」 展

2014-09-10 | 東京都美術館

art as a haven of happiness

楽園の言葉に惹かれて出かけてみました。都立美術館は広いので入場しても尋ねながら・・・やはり初めて踏み入れたところでした。いつもの美術館とは雰囲気が違っていました。

そして次第に・・・写真を撮ることは出来ませんが、パンフレットからならokとのことで・・・・

三重と東京に拠点を持つ「アトリエ・・・」と鹿児島の「しょうぶ学園」の活動を紹介するもので、両アトリエは、ダウン症をはじめとしてある種の障害があるとされる人々によって、みずみずしい感性と豊かな知性の発露を感じさせる造形作品の数々ー絵画、コラージュ、織物などが 日々うみだされています。 人の営みにおける「芸術の可能性」を改めて問う場にしたいと考えていますとありました。

      

      

 その中から作品とイキイキとした表情をぜひご覧ください。

 上野の森は大勢の人々で賑わっていまし、噴水広場は様変わりしていましたが。 

      

       都立美術館のサルスベリ 

 


続 時計草

2014-09-07 | 二年目も咲いた!

投稿を休んでいましたが、花の形が違うのが咲いて 今日は雨の中 4つも咲いて気持ちが惹かれて続きを・・・プランターは一つなので季節が違うからなのか、来年を待つことにいたしましょう。

有り触れた花型なのでしょうが、来年はどうなのか少し楽しみです。

4ツのはなびらが広く分散してしまったのでいい形の2つをご覧頂きましょう。

           


時計草

2014-06-16 | 二年目も咲いた!

    

            

時計草が越冬して今年も咲きました。生態を知らないままにお花屋さんで買ってきて、蔓を伸ばして次々に咲いてゆく様は驚きです。スペースが無くなり刈り込まなくてはならないのが残念です。

そういえば垣根にしてあったな~・・・と気づくのですが興味深々の日々です。パッションフルーツと言う果物もあるようですが・・・頭頂部に風車のような芯があって・・・・・そこで時計の文字盤に見立てて時計草と言われたらしい。あるいは、キリストの受難を意味して「聖なる愛」とも言われているようです。

 

 

 

 

 

                      


ぼくたちの家族

2014-06-02 | Weblog

 日本映画史に残る傑作。見終わった後、どんな言葉にもならない不思議な情動に駆られた。家族の物語でありながら個の生き方を突きつけてくる。息が詰まる。でも、なんどでも見たい。ここに、”あなた自身が”きっといます。

上記のような宣伝文句に「行って見よう!」となりました。

     

若菜家は東京郊外のニュータウンに買った一軒家に小さな会社を経営する父と母は住み、長男は結婚して独立、次男は大学生で、都内のアパートで一人暮らしをしている。最近物忘れが酷いとこぼしていた母玲子が、唐突に「家族がバラバラになちゃうなんて、おかあさんはいやだ!」と叫ぶ。翌朝父と長男は、母を病院に連れて行く。医師は「余命一週間」と。

父の借金や長男にも振りかかる金銭の問題 。ここで次男は再検査の道を考えた!そして・・・間一髪 別の道が見つかるのです!

次男の冷静な思考。2時間の放映時間は我が家のことも考えさせられたし・・・

お母さんの屈託のない笑顔。

     

     

     兄と弟  配役も良かったし。

     

     妻の病気でオロオロするばかりのお父さん 


横浜イングリッシュガーデン

2014-05-20 | 横浜イングリッシュガーデン

横浜イングリッシュガーデンを知ったの2年ぐらい前だったでしょうか。横浜駅から一駅で綺麗な住宅展示場に並んでいて、会場前から沢山の人が並んでいました。6600へーべの園内とあります・・・お天気もよくゆっくりと楽しむことが出来ました。

薔薇園と言ってもいいくらい、今の時期なのでバラ・ばら・薔薇ばかりの印象でしたが、もちろん色々・・アーチや石塔や王冠風のモニュメント等ずいぶん楽しむことが出来ました。

写真もずい分撮りましたが、ブログの様式が変わってしまって思ったようには表現できなくてこれからの課題になりました。

小さい映像ですが並べてみます。一人ではしゃいで申し訳ございませんでした。

 


キトラ古墳壁画

2014-05-03 | 東京国立博物館

    

 ゴールデン・ウイークの最中 数ある博物館の中 私は「キトラ古墳」に白羽の矢を建てました。天気や良し時間の余裕も限られているので・・・と。しかし待ち時間90分と宣告されて、マズ仰天いたしました。今までにこんなに並んだことがあったでしょうか!

ああこんなにも渇望していた人たちがいたのです。太陽はジリジリと照りつけるし、やっぱり長かったですが、大木の百合の花に慰められたし、本を読んだりして遂に入場にこぎつけることが出来ました。

キトラ古墳は直径13・8m 2段構成の円墳。明日香村安部山の東西に延びる急稜の南側に造られています。7~8世紀初めころ藤原京の中央から南に伸びる朱雀大路の延長線上にほぼ位置します。 この線上に天武・持統稜や文武稜の天皇家のお墓が並んでいることから、キトラ古墳も当時の皇室など高い地位にあった、人物のお墓と考えられます。石室は全て漆喰が塗られこの上に、四神壁画が描かれました。

白虎 ・・・西方を守護 秋を司る              

     

朱雀・・・南方を守護 夏を司る

     

玄武・・・北方を守護 冬を司る

   

 出土遺物・・・木管を飾った金属類 太刀の刀身や玉等

         身の回りのものに限られる。銀冠付き花型飾り。

         鉄地銀張象嵌 帯取金具 

  

1983年に石室の盗掘穴からファイバースコープを挿入し、北壁に描かれた玄武を発見。1972年に調査された同村の高松塚古墳に続き2例めの極彩色壁画を持つ古墳と分かりました。その後も石室内部を撮影する手法で調査され、古代中国で玄武とともに四方を守護する朱雀、白虎、青龍のほか天井に描かれた天文図を発見、十二支も見つかりました。壁画を全面的に取り外して保存することが決定し、現在保存と修理が進められています。これらの壁画は2016年度をめどに明日香村に保存公開が予定されています。

 ( 以上は絵葉書や見聞したものを書き留めたもの。残念ながら青龍は見失いました)


うるわしき4月

2014-04-09 | 美術館

「美の季想」 と題して、高階秀爾氏の新聞記事を拝見して[ラファエル前派展」の内容を知るに至りました。六本木のアーツセンターギャラリーで英国のテート美術館所蔵の作品を揃えた大掛かりな展覧会のことは、以前にも気がついてはいたのですが、ずっと以前上野で「オフェーリア」を拝見していたので、割愛するつもりでいたのですが、今回のあーサー・ヒューズの「4月の恋」の画像を見た時、この繪は拝見していないし・・・絶対見つめてみたくなり、あと数日という雨の日に駆け込んで念願を果たすことが出来ました。

いきなり入場するなり 「お!」 とお会いしました。

              

絵葉書からの印刷なのにこんな不出来で非常に不本意ですが、どうしても修正が効かなくてこの一枚のみに致します。ブルーを基調に清楚な佇まい・・・後に結婚したヒューズの愛妻であったと言われています。

J・E・ミレイの「オフィーリア」も華やかな美しさがありました!こうした古典的と言っていいかどうか、私はこうした絵画に惹かれてしまいます。

何時も沢山の写真を挿入するのが好きなのに、気持ちが沈みがちで残念です。

六本木も久々で、高層ビルも少し迷ってしまい心した日々を送りたいと願うばかりです。

 


小さいおうち

2014-02-24 | Weblog

                 

 ベルリン国際映画祭での公式上映。 宣伝に惹かれて鑑賞することにしました。昭和初期から現在までを、現在80代前後の女性が語り継いだ物語になっています。

私の歩んだ時代を反映している所も多々ありますが、母親と重なる部分も少なからずあるかと・・・・興味は深まってゆきました。

物語は東京郊外の赤い屋根の家に、地方から女中として来た二十歳前の女性の目で語られています。そこには、玩具会社の重役の旦那様と美しい妻、病弱な学齢前の男の子がいて、会社関係の男性の来訪が多々あり、その中に病歴があって招集を免れた若く魅力的な男性がいました。この家の美しい妻はこの若き男性を誘うのです。そして女中も気づくのですが、何度かの逢瀬があって、この街は空襲に遭い赤い屋根のうちは焼け落ちてしまいます。皆は生き延びても、この秘密をだれにも語らず女中は郷里に帰ります。

この物語「小さいおうち」は、直木賞を受賞した中島京子の小説を、山田洋次監督が映画化して、ベルリン国際映画祭で、金熊賞を受賞した(多分女中を演じた女性)ではないかと思うのですが・・・?

晩年のタキ(女中)が、大学ノートに綴った自叙伝{小さいおうち」で過ごした記憶が綴られていますが、奥様に忠実であったタキも奥様からの手紙を恋人に手渡さなくて (これはタキの独断) で今も開封されないまま残っているということが最終章に明かされていました。

 

 

 


下村観山展

2014-02-04 | 横浜美術館

近代日本画家・下村観山展が横浜美術館で開催されています。観山は幼少の頃から狩野派の伝統的な描法を学び、様々な古典絵画や西洋画研究を経て独自の気品ある画風を確立しました。又師である思想家、岡倉天心の理想に共鳴し、横山大観らと日本美術院の創立に参画したことでも知られています。

観山(明治6年~昭和5年)は、紀州徳川家に仕える能楽師の家に生まれました。幼い頃から狩野芳崖や橋本雅邦に師事して狩野派の描法を身につけ、明治22年に東京美術学校の第1期生として入学しました。そして日本美術を代表する画家の一人として、新しい絵画の創造に力を尽くしてゆきました。更にイギリス留学による西洋画研究の成果を加味し、気品ある独自の穏やかな画風を確立したのでした。

   

   

上記2双は代表作「小倉山」ですが2色の絵画を手に出来ましたので、添付してみました。展覧したものは、双方の中間あたりの色であったかと思います。「小倉百人一首」・平安時代の貴族であった藤原忠平が歌った「小倉山 峰のもみじ葉心あらば、今ひとたびのみゆきまたなむ」の歌意を描いている・・・散りゆく紅葉を眺めているのは忠平公であろう。複雑に交差した木々や蔦、紅葉が調和する優美な作品。明治42年の国画王政研究会展覧会に出品されました。

100有余の絵画は、感嘆するばかりでしたが面白い繪にも出会ってその一つ2つを・・・

豊太閤  太閤秀吉が孫のような幼子と戯れている図。(淀殿との子であろう・・・と。)

魚藍観音  「モナリザ」を土台とする・・・とあり賛否両論のあった作品。

楓     人物ばかりではなく、大型の作品が多く圧倒され続けました。

下村観山のみならず、他の絵画、美術展示も拝観して館外に出て美術館に名残を惜しみました。

   

 

 

 


大楠山へ

2014-01-17 | 登山

登山は断念して久しいのですが、近くだけど行っていないなあと思うと、無性に行きたくなって計画していると大雪になるらしい・・・こうなったら雪も楽しいかも!身支度は全て揃っているから大丈夫。

横須賀に近い横浜から電車を乗り継いで一時間ぐらいで集合場所に。50名ぐらいの男女・まあ私は年長組でしょう。

     

準備運動もそれなりにシッカリと。初参加者はきれいなリボンを身につけて・・・目の片隅に入れておいて頂けるのでしょう。遊園地のような坂道を登り続けていると「衣笠城趾」が目に入りました。

                           

 ここで衣笠山公園の石碑と違うことに気づきました・・・解説はないし参加者は皆ご存知のことなのだと思い帰宅して調べたところです。薄暗くこのようなことは多々あることでしょうと‥‥‥思ったことでした。

大楠山は三浦半島の最高峰(242m)で、阿部倉コース  衣笠コース  大楠芦名コース 前田橋コース の総称にもなっていて、4時間くらいかけてのアップダウンも数多く久しぶりの登山に疲れてしまいましたが、昔とった杵柄で頑張らなければなりませんでした。

     

     

     

遠く 近くの眺めにも楽しみもあり、冷たいお弁当にも熱いお茶でなんとか乗り切れました。

これからも少しは歩こうかしら・・・の思いも出来たところです。


大楠山へ

2014-01-17 | 登山

念して久しいのですが、近くだけど行っていないなあと思うと、無性に行きたくなって計画し

 

ていると大雪になるらしい・・・こうなったら雪も楽しいかも!身支度は全て揃っているからラ

クラク。

横須賀に近い横浜から電車を乗り継いで一時間ぐらいで集合場所に。50名ぐらいの男女・まあ私は年長組でしょう。

     

準備運動もそれなりにシッカリと。初参加者はきれいなリボンを身につけて・・・目の片隅に入れておいて頂けるのでしょう。遊園地のような坂道を登り続けていると「衣笠城趾」が目に入りました。

                           

 ここで衣笠山公園の石碑と違うことに気づきました・・・解説はないし参加者は皆ご存知のことなのだと思い帰宅して調べたところです。薄暗くこのようなことは多々あることでしょうと‥‥‥思ったことでした。

大楠山は三浦半島の最高峰(242m)で、阿部倉コース  衣笠コース  大楠芦名コース 前田橋コース の総称にもなっていて、4時間くらいかけて、アップダウンも数多く久しぶりの登山に疲れてしまいましたが、昔とった杵柄で頑張らなければなりませんでした。

     

     

     

遠く 近くの眺めにも楽しみもあり、冷たいお弁当にも熱いお茶でなんとか乗り切れました。

これからも少しは歩こうかしら・・・の思いも出来たところです。


開けましておめでとう御座います

2014-01-03 | お正月と鎌倉

謹賀新年

 新年がお幸せでありますよう お祈り申し上げます。

        平成26年  元旦 

        

                                                      

         夫は午年生まれの83歳。以前に描いた繪が出てきたので飾ってみました。

                                              

   お正月の祝い花をお嫁さんから。

 

帝王ダリア頂いたので、今度こそおおきくな~れ。  お隣様有難うございました。                                                            

                                                           


Merry Christmas

2013-12-24 | 風情ある街並み散策

クリスマスイヴの今宵 ささやかな祝杯を。 体の弱った老夫婦にも楽しい夕刻が訪れました。鶏のオレンジ煮 ハムサラダ オニオンコンソメスープ は手作りで。 プリンバウムは買って来て。

寒さの訪れが今年は早かったような・・・もう年の暮れ。年賀状を今日投函できてホッとしています。しかしあと一週間しか無いけど大丈夫かしらの心境。

          

 上記の鉢植えはローズマリーを挿し木して何年か経ったものなのです。出来心でサンタと  

 銀紙のオーナメントを載せただけのものなのです。大げさなことはしたくないの心境ですが

 遊び心に誘われて・・・


クリスマスを彩るガラスたち

2013-12-09 | 鎌倉の四季

鎌倉と背中合わせに住むことになって、ずいぶん長くなりました。山越えでバスやクルマが多かったのですが、今では平地を電車で・・・

お買い物を兼ねて、小町通のギャラリーはクリスマスの展示で華やかでした。ガラス工芸の楽しさ、素晴らしさを拝見して、街の華やぎと相まって楽しめました。

写真も自由に撮らせていただいたので、2・3貼らせていただきましょう。

      

      

      

      

 厚木グラススタジオの出展で、宙吹き・エアーバーナー・吹きガラス・トンボ玉等 大々的な工房のようでした。お買い物もお食事も大満足な一日になりました。