【源氏山手前の銀杏の絨毯の上でお弁当タイム・・・ここは富士山の眺望で有名ですが雲 に巻かれていました。】
鎌倉は12月に入ってからの紅葉が最も美しいと言われています。そして青空の元いい一日を過ごしてくることが出来ました。北鎌倉から円覚寺~浄智寺を巡り,樹林に覆われたハイキングコースを通り源氏山公園へ。そして化粧坂を経て海臧寺・寿福寺へと4時間余を楽しむことが出来ました。
鎌倉は網羅しているとは言え,記憶が薄れているものもあり,季節違いもあったりして 本日は「海臧寺」の印象を特筆したいと思いますが・・・・・その前に・・・・・
【 円覚寺の洪鐘(梵鐘) 】
鎌倉には国宝が少ないと思われますが,正安3年(1301)北条貞時が国家安泰を祈って鋳造,寄進した鎌倉第一の大鐘で国宝に指定されている,鎌倉後期を代表する梵鐘です。
この細い踏み固められた石段を登ったところに梵鐘はあります。又思いがけず富士山に 出会うことが出来ました。
【 海臧寺 】
創建:1394年 開基:上杉氏定 本尊:薬師如来
鎌倉幕府の評定衆を務めた藤原仲能が建長5年(1253)に,6代将軍宗尊親王の命により七堂伽藍を建立するも,幕府滅亡の折焼失します。この後に上杉氏定が再建し菩提寺としました。室町時代には扇谷上杉氏の保護を受け12の塔頭を持つほどに栄えました。
✿仏殿
正面 安置されている本尊の薬師如来は胎内に古い薬師の仏面が収められておリ,啼薬師・児護薬師ともいわれる。
左脇 1・8メートルほどの大きな位牌があり,それぞれ応永30年,永生12年の古いもので鎌倉ではここだけとか。
右脇 伽藍神や達磨大使,弘法大使像などが祀られています。
拝観するたびにこの仏殿は扉が開けられていて,親しみ深く心開かれるものがあります。
✿心字池
山肌からの清水が注ぎ込む心字池を中心とする禅宋風の瀟洒な庭園は,さまざまな樹木・草花が四季折々の風情を醸し出し,昨年新築された書院や草木と調和し見事なたたずまいでした。
✿ 庫裡
天明5年(1785)建築の庫裡は,鎌倉の庫裡建築を代表するものとされています。
✿海臧寺正門
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