メニュー豊富で味も良い「荒川みそ大将」
都電荒川線「荒川区役所前」停留所から徒歩1分。サンパール荒川そばに2020年9月4日にオープンした「北海道ラーメン 荒川みそ大将」へ。店主の福島明敏氏は洋食の道25年、このたび初めてラーメンの道へ。肉バルからの業態変更だ。店舗は表と裏にそれぞれ出入口が。店内はテーブル席も多くグループでも安心である。
屋号の通り、ラーメンは白味噌ベース「濃厚味噌」、赤味噌ベース「からじゃん」、赤白両方の味噌を合わせた「味噌からじゃん」の3種が主軸だ。ほか、「濃厚とんこつ」「あっさり魚介」がそれぞれ醤油・塩の2種と、えび味噌のラーメン・油そば、そして「からじゃんまぜそば」もラインナップ。お子様ラーメンもある。
トッピングもチャーシューや煮玉子、もやし、コーン、バターなど豊富で、500円で「メンニクヤサイマシマシ」の二郎風トッピングも用意している。そして「からじゃん」系は、辛さを1辛=旨辛、2辛=ぴり辛、3辛=中辛まで同料金で選べる上、プラス30円で激辛、50円で鬼辛にランクアップも可能だ。組み合わせに迷ってしまう。
半ライスは無料。ほか、200gの鶏チャーシューがドーンと乗った「とり番長丼」やミニサイズの丼、さらに餃子、唐揚げ、辛ネギといったツマミメニューも揃っている。今回は一番人気という「味噌からじゃんラーメン(850円)」を1辛で、大盛りチャーシュー(2枚・250円)、とろ~り半熟煮玉子(100円)をトッピングしオーダーすることに。
スープは強火で炊いた豚骨出汁に、昆布、椎茸、鰹節、イリコなどの和風出汁を加えたもの。サラサラした飲み口だが旨みしっかり。赤味噌の香ばしさと、白味噌の甘みがバランスよく調和。旨いスープである。そこに西山製麺の黄色い中細縮れ麺。スープとの相性は言わずもがな。喉越しが良く、コシもあり旨い。
よく煮込まれたチャーシューはホロホロと解れて麺に絡みつく。味玉はネットリした黄身に魚介出汁が効いており美味だ。ほか、茹でたモヤシとキャベツ、メンマ、海苔、刻みネギが乗る。思わず半ライスを追加注文。丁寧に作られた一杯、あっという間に完食した。次は、えび味噌か白味噌を啜ってみたい。
<店舗データ>
【店名】 北海道ラーメン 荒川みそ大将
【住所】 東京都荒川区荒川1-1-1
【最寄】 都電荒川線「荒川区役所前停留所」徒歩1分
★2022年7月をもって閉店
★跡地には2022年9月に「荒川無極大将ラーメン居酒屋」が入居