女化街道のユーティリティプレイヤー
JR牛久駅の東口から1.8キロ、歩くと25分ほど。女化街道沿いで営業する「ラーメン5W」へ。屋号の「5W」は「クリーク」と読む。ゴルフクラブの5番ウッド=5Wをクリークと呼ぶが、それが由来だろう。元々は2018年6月につくば市の霞ヶ浦国際ゴルフコースそばで「背脂豚骨醤油ラーメン 豚健」として創業した。
しかし、半年後に屋号を「ザ・東京豚骨ラーメン屋 SAKU」と変え今の場所に移転。その後、屋号を「ラーメン5W」に改めた。いずれの屋号でも、背脂チャッチャ系の東京ラーメンを提供している。店舗は何軒かの飲食店などが並ぶ長屋のようになっており、店前に共用の駐車場があるので車でのアプローチも安心だ。
店内はカウンターのみ10席ほど。麺メニューは白湯の「とんこつラーメン」、節系清湯の「中華そば」の2つが主軸で、共に背脂入りも用意。ほか、旨☆味噌、辛味噌、とんこつトマト、豚骨魚介つけ麺、脂そばなどもラインナップしている。また、ライスに加え、背脂丼やチャーシュー丼、餃子といったサイドメニューも充実。
今回は「背脂とんこつ(780円)」に「ミニチャーシュー丼(150円)」を付けてオーダーすることに。なお、背脂とんこつは醤油、塩、味噌から選べるので、味噌でお願いした。鹿児島産の豚骨と宮崎県産鶏ガラ、香味野菜を合わせて6時間以上煮込んだという白湯は、ライトな飲み口ながらマイルドで旨み濃厚。そこにチャッチャと背脂が。
味噌の塩味は強めだが、背脂の甘味、トッピングされた刻みタマネギの風味も重なり良いバランスに仕上がっている。麺は中太で短めのカットなので啜りやすい。ツルツルした喉越しでコシもあり旨い。チャーシューは甘めに味付けされたロース肉。ほか黄身ほっくりの味玉、海苔、刻みネギが乗る。卓上のニンニク、豆板醤はお好みで。
そして丼は、刻みチャーシューとネギが乗り、甘味控えめのスッキリした醤油ダレで味を纏めている。バーナーで炙られ香ばしい。ちなみに穴開きレンゲもあるので、ラーメンの背脂を掬ってご飯にかければ至福の時間に。最近は背脂系を重く感じる歳になったが、最後まで美味しく完食した。次は「とんこつトマト」も啜ってみたい。
<店舗データ>
【店名】 ラーメン5W(クリーク)
【住所】 茨城県牛久市神谷5-1-24
【最寄】 JR常磐線「牛久駅」徒歩25分(1.8km)