肥宝館 -貧すれば丼する-

【千葉 みのり台】 屋台ラーメン とんこつ貴生 稔台店「ミソホルモン(900円)+ねぎ(200円)」

この「ミソホル」を喰わずして死ねるか

新京成線・みのり台駅と松戸新田駅から共に歩いて10分ほど。県道281号=産業道路沿いで深夜まで営業する「屋台ラーメン とんこつ貴生(たかお) 稔台店」へ。背脂ラーメンで独自の道を走る「貴生」は、かつて葛飾区立石にも支店を構えていたが2017年に閉店。現在「貴生」の味を楽しめるのは松戸本店と稔台店のみである。

麺メニューはラーメン、つけ麺とも醤油と味噌の2系統があり、かけラーメン以外はいずれも味玉付きとなる。また、トッピングにはチャーシュー、ネギ、小松菜、モヤシ、メンマ、ニラに加え、辛味で煮込んだ豚バラ軟骨、通称「ホルモン」もラインナップされている。「貴生」といえば、やはりホルモン。コイツは欠かせぬトッピングだ。

200円で替玉も可能。ちなみに、醤油味のラーメンにチャーシューとホルモンをトッピングしたのが「ダブル」、味噌に乗せたのが「トリプル」と呼ばれている。また、ライスや角煮丼、ネギトロ丼、ホルモン丼といった飯モノも提供。今回は「ミソホルモン(900円)」に「ねぎ(200円)」をトッピングしてオーダーすることに。

待つこと7分で背脂が振り掛けられた豪快な一杯が到着。白い背脂の絨毯をホルモンのタレが赤く染め、食欲を刺激する。その脂ギッシュな見た目に反し、スープは豚骨ベースでサッパリとした飲み口だ。味噌が旨味をブーストする。ホルモンを解すことで、徐々に辛味ダレが丼全体に行き渡り、旨辛味噌スープへと変化していく。

麺は平打ち気味の中太麺で、少しゴワッとした固めの茹で上がり。コシがあって食べ応え十分だ。もうレンゲと箸が止まらない。ホルモン肉は柔らかく、いつもどおり絶品。笹切りの白ネギも背脂との相性抜群である。黄身がトロりした玉子もしっかり味が染みていて旨い。ほかニラ、メンマ、モヤシ、海苔がトッピングされている。

卓上にはニンニク、一味、ブラックペッパーがあるが、ニンニクを大匙3杯ぶっこんで恍惚のラストへ。一度食べたら忘れられない味と丼相で多くの中毒者を産んできた一杯。クセは強いが、ぜひ一度お試しあれ。なお、最近は隣の担々麺屋の駐車スペースに車を停める輩が多く困っているという。コインパーキングを利用すべし!

<店舗データ>

【店名】 屋台ラーメン とんこつ貴生(たかお)
【住所】 千葉県松戸市稔台8-40-26
【最寄】 新京成電鉄「みのり台駅」徒歩10分

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「千葉県」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事