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肥宝館 -貧すれば丼する-

【千葉 松戸】 中華そば 鍵山「貝と鴨の中華そば 特製(1350円)+鴨チャーシュー丼(400円)」

松戸の気になる新店は鴨と貝の出汁が絶品

JR常磐線・松戸駅の西口から歩いて5分ほど。流山街道と旧水戸街道がぶつかる根本交差点に2024年7月11日にオープンした「中華そば 鍵山」へ。ご主人の山本信之氏は、20代の頃に都内有名ラーメン店で修行し、その後20年に渡りアジアやヨーロッパでラーメン店の立ち上げや指導に携わったという。店舗は「麺や 志道」の跡地に入居した形だ。

白い暖簾をくぐると店内はL字カウンターに7席。人手不足や仕込みの関係でしばらくはランチ営業のみとのこと。それゆえハードルがちょっと高め。麺メニューは「貝と鴨の中華そば」「鴨の中華そば」に加え、期間限定で「冷やし貝出汁ゆず塩らーめん」もラインナップ。それぞれ味玉入り、特製にグレードアップすることも可能だ。

また飯モノには鴨チャーシュー丼、鴨ユッケ丼、日替わりのミニ丼を用意。今回は筆頭メニューの「貝と鴨の中華そば」を特製(1350円)で、また「鴨チャーシュー丼(400円)」も合わせてオーダーした。着丼までは8分ほど。薄濁りのスープは国産ハマグリやアサリ、ホタテを炊いた貝出汁に、合鴨の丸鶏と胴ガラを炊いた鴨清湯を重ねたもの。

鴨と貝がほぼ1:1でバランスしており、旨味が混然一体となって旨いスープだ。醤油カエシは円みあり出汁の味を存分の感じられるチューニングに。そして貝の旨味を閉じ込めた香味油が更なるコクを加えている。そこに京都・麺屋棣鄂製の中細麺が泳ぐ。きたほなみ100%使用とのことで、滑らかな喉越しで絶品。こりゃ箸もレンゲも止まらない。

チャーシューは鴨ロース肉が2枚、豚肩ロース肉が1枚乗る。どちらも低温調理で肉の旨味をしっかり閉じ込めてあり良い味だ。そして特製には鴨肉のつくねが1つトッピングされる。鴨の挽肉に卵黄、生姜、大葉を合わせ練ったもので、ホロっとほどける柔らか食感。ベースの鴨肉が良いからか、ジューシーな仕上がりなのが嬉しいところだ。

味玉は黄身ネットリで美味である。ほか焼ネギ、揚げゴボウ、京都知七の九条ネギがトッピングされる。一方の「鴨チャーシュー丼」だが、通常は鴨肉がブツ切りのところ、品切れでスライス5枚に変更。鴨も旨いが、米が信州産コシヒカリだそうで、これが抜群に旨い。麺も飯もあっという間に完食した。次回は「鴨の中華そば」も啜ってみたい。

<店舗データ>

【店名】 中華そば 鍵山
【住所】 千葉県松戸市根本13-1
【最寄】 JR常磐線「松戸駅」徒歩5分

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