松戸とは別物。匝瑳の「とみ田」は鶏白湯の名店
JR総武本線の飯倉駅と八日市場駅の中間、国道126号線沿いにある「らぁ麺 とみ田」へ。千葉で「とみ田」といえば松戸の行列店を思い浮かべる人も多いだろうが、コチラのお店は無関係。ご主人の富田陽彦氏は、ラーメン評論家の石神秀幸氏が塾長を務めるラーメン学校「食の道場」を経て2015年7月に匝瑳市に創業した。
お店はスナックなど数店舗が長屋形式で入居する建物の一角にある。建物の前には7~8台分ほどの駐車スペースがあり、昼間は他店が営業していないので、どこに停めても良し。夜は他店の前には停められず、「とみ田」前のスペースが埋まっている場合は、建物横の砂利が敷かれたスペースに駐車するよう誘導される。
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店内はL字カウンターに10席と、2人がけテーブルが2セット。BGMは「ラーメン大好き小池さんの唄」が、本家・シャ乱Qからカバーソングまでエンドレスでリピートされている。ちょっとカオス。麺メニューは醤油、塩、味噌の3種の濃厚鶏白湯を主軸に、清湯の中華そば、ニボ濃厚鶏白湯、油そば、台湾まぜそばなども提供。
さらにカルボナーラ風「焼きチーズカルボ」や、レモンラーメン、しらすラーメンといった変わり種もラインナップされている。また、土日限定で二郎インスパイアの富Gラーメン、担々麺、つけ麺も啜ることが出来る。メニューが多岐にわたるので迷ったが、今回は濃厚鶏白湯の塩を、全部乗せにあたる「特濃厚鶏白湯」でオーダーすることに。
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スープは比較的サラっとした鶏白湯で、臭みも嫌な脂っぽさもなくライトな飲み口に仕上がっている。塩味は控え目。そこに中太の低加水麺を合わせている。特注麺だそうだが、低加水麺でこの太さは珍しく、少しザクっとした歯ざわりで旨い。チャーシューは豚バラロール6枚と鶏ムネ肉1枚で、ともに厚みがありボリューム満点。
豚は醤油味でトロトロ、鶏はニンニク風味が効いていて旨い。さすが畜産の町・匝瑳だ。黄身ネットリの味玉も良い味。ほか、胡麻油風味もメンマ、ホウレン草、刻みネギ、白髪ネギ、カットレモンが乗る。最後はスープにレモンを絞ってサッパリと完食した。他のメニューも啜ってみたいので、また釣りの帰りにでも寄るとしよう。
<店舗データ>
【店名】 らぁ麺 とみ田
【住所】 千葉県匝瑳市八日市場ホ236番3
【最寄】 JR総武本線「八日市場駅」徒歩22分