魚介出汁を融合!進化系徳島ラーメン
徳島県下随一の歓楽街で、居酒屋やスナック、キャバクラ、風俗店などが立ち並ぶ秋田町。ネオンの灯りが少なくなる2丁目の南端、美馬医院の裏手にある「らー麺 藤丸」へ。2014年6月にオープンし、営業は午後6時から午前3時と夜のみ。そのため、呑んだシメや、夜のご商売が終わった方などが訪れる事も多いようだ。
店内はカウンター数席と4人掛けテーブルが2卓。基本のメニューは「徳島らーめん」「みそらーめん」の2種で、夏季限定で「冷めん」も提供する。また、追加トッピングには生卵、ネギ、メンマ、モヤシに加え、味噌ラーメン用にバター、コーンも用意されている。また、白めし、餃子、炒飯、チャーシュー丼などのサイドメニューも。
今回は「徳島らーめん」並盛に生卵をトッピングしオーダーした。ご主人が独学で作り上げたというスープは、鶏ガラと豚骨を炊いた出汁に、徳島ラーメンでは珍しく昆布や鰹節の魚介出汁を加えている。醤油のカエシは強過ぎず、仄かな甘みと酸味、そしてコクも感じる飲み口だ。そこに合わせるのは柔らかな中細ストレート麺。
茶系の徳島ラーメン定番の「豚バラ肉」は、甘さ控えめの味付け。醤油の香ばしさが立っていて旨い。ほか、モヤシ、メンマ、刻みネギがトッピングされる。生卵は別皿での提供なので、白身も一緒に丼に割入れ、麺と肉に絡めて啜っていく。魚介出汁を加えたオリジナリティ溢れる徳島ラーメン。呑んだシメには特におススメである。
<店舗データ>
【店名】 らー麺 藤丸
【住所】 徳島県徳島市秋田町2-26-1
【最寄】 JR牟岐線「阿波富田駅」徒歩10分