赤羽通のみが知る、本場仕込の辛旨刀削麺
今日も呑兵衛たちが右へ左へ。酒呑みの聖地・赤羽で、最も飲食店の集まる商店街「赤羽一番街」。今日は、一番街のランドマーク「トロ函」の別館と、八百正総本店の間の細く薄暗い路地にある「中華タンタンメン」へ。ここは朝まで営業する、知る人ぞ知る中華食堂。ストレートな店名で外観も怪しげだが、味は保証付き。
中華食堂なので、メニューはピータンや蒸し鶏などの冷菜をはじめ、炒め物、揚げ物などバリエーションが豊富。深夜にも関わらず呑み客が多いワケだ。突き出しの「四川風ピーナッツ」や、花椒がしっかり効いたカラシビの麻婆も人気という。そんな中で、シメの一杯として人気なのが、生地を刀で削った麺を使った「刀削麺」だ。
麻婆、麻辣、タンタン、海鮮など多種のスープがあるが、明日への活力を得たい方には、ぜひ「ニンニク刀削麺」を啜って頂きたい。湯気だけでも強烈な臭い。メガシャキよりもシャキっとくる気付け薬的なスープは、金曜の疲れた体でも奮い立たせてくれる。麺は機械の切歯でなく手で削るため、均一ではなく様々な食感が楽しめる。
さらに辛味が欲しい方は、卓上のラー油をひと匙どうぞ。最後の一滴まで飲み干せば、快調間違いなし。むしろ夜遊びが過ぎぬようご注意を。ちなみに、丼淵に「ラーメンただまさ」のネームがあるが、この店は同じく赤羽東口にある「ラーメンただまさ」の姉妹店。クセがすごい名物店長がいるので、気になる方はぜひ。
<店舗データ>
【店名】 中華タンタンメン
【住所】 東京都北区赤羽1-22-8
【最寄】 JR東北本線「赤羽駅」徒歩5分