つけ麺「デイ」と中華そば「セイ」の2枚看板
JR山手線・高田馬場駅の早稲田口から歩いて2分ほど。飲食店が犇めき合う「さかえ通り商店街」で2022年3月1日から営業する人気店「デイトセイ」へ。運営するのは高級フルーツを使った和菓子店「青果堂」をはじめ、銀座「鮨 良希」、赤坂「鮨 一つ希」、麺類では「つけ麺ささ木」などを展開する株式会社SKY Corporationだ。
元々、同グループが運営していた「オムライスLABO」の跡地に入居した形だ。ブランドチェンジ、といったところか。店内はカウンター8席と、奥には4人掛けテーブル2択の計16席。麺メニューだが、屋号の由来ともなっている全粒粉極濃つけ麺「デイ=泥」と、濃厚醤油背脂中華そば「セイ=正」の2枚看板が主軸となっている。
このほか、数量限定で油そば、台湾まぜそば、担々つけ麺、昆布水つけ麺もラインナップ。デイとセイは麺大盛が無料。他は110円で大盛に増量可能だ。追加トッピングには特製盛、チャーシュー、味玉、卵黄、特製旨辛粉が。また飯モノには小ライス、肩ロースチャーシュー丼があり、プレミアムモルツを飲ることも出来る。
デイとセイで迷ったが、今回は「全粒粉極濃つけ麺 デイ・スペシャル(1200円)」を注文した。着丼までは待つこと12分ほど。茶濁し粘度の高いつけ汁は、豚骨+鶏の動物系出汁と魚介が重なり旨味たっぷり。やや甘味はあるが塩味は控えめ。その分、力強い動物系の旨味と魚粉でブーストされた魚介の香りを存分に楽しめる。
そこに合わせるのは全粒粉入りでモチモチの極太麺だ。滑らかな麺肌で小麦の香りも良く、力強いつけ汁に負けない旨い麺である。トッピングは全て麺の上に。チャーシューはレアな仕上がりの肩ロース肉が1枚。薄切りではあるが肉の旨味をしっかり楽しめる。ほか黄身ネットリの味玉、海苔3枚、メンマ、刻みネギが乗る。
卓上には黒胡椒、魚粉、かぼす酢、自家製辣油、柚子七味がある。つけ麺の場合は2口ほど啜ったら先ずは黒胡椒を。半分くらい食べ進んだところで柚子七味、続いて自家製辣油。最後にかぼす酢でサッパリと頂くのがおススメだそうだ。卓上ポットの割スープを注いで美味しく完食した。次回は「セイ」を啜りに来るとしよう。
<店舗データ>
【店名】 デイトセイ
【住所】 東京都新宿区高田馬場3-4-18
【最寄】 JR山手線「高田馬場駅」早稲田口徒歩2分