竹ノ塚「しおの風」出身店主の独立店
東武線・西新井駅から西南方面に歩いて15分ほど。尾竹橋通り沿いに2021年3月6日にオープンした「彩とり」へ。「中華蕎麦無地」の跡地に居抜きで入った形だ。ご主人は竹ノ塚の名店「しおの風」で店長を務め独立。西新井、大師前、梅島と、どの駅からも徒歩15分以上かかる立地だが、そうと聞いては歩かぬワケにはいかない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/3b/352a2f0975e104ace70bb5630fa65542.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/92/8eccb5354d82c924412551481daccdc0.jpg)
店内はカウンターのみ10席ほど。麺類はラーメン・つけ麺とも、塩と醤油の2種を用意している。お子様らーめん(350円)もあるので家族連れも安心だ。また、白ごはんに加え、チャーシューご飯、梅ソースのかかった「とりご飯」といった飯モノも提供。今回は筆頭メニューの「塩らーめん(850円)」を特製(+350円)でオーダーすることに。
澄んだスープは熊本の地鶏「天草大王」をベースに炊いた清湯。口に含むと、まずはしっかり効いた塩ダレが立ち、鶏の旨みが後から追いかけてくる。しおの風ライクな淡麗鶏スープである。そこに合わせる麺は京都・麺屋棣鄂の中細ストレート麺。麺肌はツルツルで、もっちりとした食感がたまらない。もう箸もレンゲも止まらず。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/2a/21a83716c6bfad8e56be91110223c8f2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/9b/efc165b502760f43dceadd72d7705419.jpg)
チャーシューは、低温調理でしっとり仕上げた鶏胸肉と、ローストポークの2種。どちらも絶品だ。ほか、プリプリの食感が美味しい海老ワンタン、ネットリとした黄身に甘みがある味玉、穂先メンマ、青菜、スプラウと、白髪ネギが乗る。具材ひとつひとつの出来も良く、満足感の高い一杯だ。次回は醤油味も啜ってみたいところ。
<店舗データ>
【店名】 彩とり(あやとり)
【住所】 東京都足立区関原2-48-14
【最寄】 東武スカイツリー線「西新井駅」徒歩15分