西新井大師そば。通し営業が嬉しい「六紋亭」
関東三大師のひとつ「西新井大師」の最寄駅、東武線「大師前駅」へ。西新井駅との間、わずか1.1kmを結ぶ盲腸線だ。戦前、東武鉄道には西新井から足立区西部、北区を横断し、板橋まで結ぶ「西板線計画」が存在した。結局、開通には至らなかったが、この大師線だけは西板線計画の一部として残されたのである。
今回は、駅のすぐ南を走る環七沿いで、2004年から営業する「六紋亭」へ。真田家の家紋・六文銭が描かれた看板が目印。店内はカウンターのみ15席ほど。メニューはラーメンとつけ麺。それぞれ醤油、濃厚醤油、味噌、塩の4味を揃える。名前に「六紋亭」が付く麺には、柚子胡椒が練りこまれた肉味噌団子が添えられる。
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オーダーしたのは醤油ベースの「六紋亭らぁ麺」。麺大盛りは無料だ。鶏ガラとゲンコツに魚介出汁をあわせたスープは、やや節系の香りが勝つ、若干甘めの仕上がり。あわせるのはウェーブのかかった中太麺。スープの色は濃いが、粘度は低めでサラっとしているので、重さはなくライトな飲み口で啜りやすい。
トッピングには水菜、メンマ、厚めのチャーシューに加え、珍しく油揚げの姿も。焼き目付きで香ばしく、スープを吸って旨い。途中でスープに六紋亭名物の肉味噌団子を溶くと、柚子胡椒の風味が広がり味が引き締まる。店は通し営業で夜遅くまで営業。毎年、年末年始もほとんど営業しているので助かっている。
<店舗データ>
【店名】 六紋亭
【住所】 東京都足立区西新井本町1-15-9
【最寄】 東武大師線「大師前駅」徒歩2分