高松中心街で深夜に啜れる鶏ガラ醤油
高松琴平電気鉄道=ことでんの片原町駅と瓦町駅のちょうど中間。高松市の中心市街を東西に走る中古馬場通り沿いで夜8時から朝5時まで営業する「麺屋 一咲」へ。ご主人の岩井紳太郎氏は丸亀に本店のある「王龍ラーメン」のグループで約9年修業し独立。2020年3月24日に一咲をオープンした。飲み屋街の一角での深夜営業、重宝する。
店内はカウンターに8席。麺メニューは鶏ガラ醤油の「一咲らーめん」を主軸に、数量限定の鶏ガラ塩「白一咲」、マー油入り「黒一咲」、ネギ辛味噌入り「辛一咲」と全4種のラーメンをラインナップ。それぞれチャーシュー、味玉、ゆで卵、メンマ、白髪ねぎ、バター、きくらげ、高知県香美市発祥の「やっこネギ」を追加可能だ。
また白ごはん、チャーハン、チャーシュー丼といった飯モノや、餃子、唐揚げ、地鶏のタタキ、生ハムユッケ、たこ唐、クラゲポン酢などのツマミメニューも用意。ビール、樽ハイ、梅酒などのほか、香川の地酒・金陵の「真紅」や「月白」も楽しむことが出来る。今回は一咲の王道という「一咲ラーメン(900円)」をオーダーした。
待つこと5分ほど、やや小ぶりな丼での到着だ。薄濁りのスープは鶏ガラをベースに炊いたもので、鶏の旨味とコクをしっかり感じられる。そこに円みある醤油のカエシ、オリーブオイルを重ねている。合わせる麺はコシのある中細ストレート。スープとの相性は抜群だ。チャーシューは炙った薄切りのロース肉が2枚乗る。
ほか、こちらも軽く炙ってある細メンマ、それにキクラゲ、白髪ネギ、糸唐辛子、やっこネギがトッピングされる。卓上には拉麺胡椒と一味、摺り胡麻があるのでお好みで味調整を。スッキリ啜れるので呑んだシメに丁度合う。常連にはマー油入りの「黒一咲」が人気のようなので、次回はそちらを啜ってみることにしよう。
<店舗データ>
【店名】 麺屋 一咲(いっさ)
【住所】 香川県高松市古馬場町6-18
【最寄】 ことでん琴平線・長尾線「片原町駅」徒歩5分