「赤坂味一」次男の支店で絶品煮干しスープを
京成船橋駅の西口から南西方向へ歩いて5分ほど。本町通りを越えた先の住宅街に2023年4月1日にオープンした「中華蕎麦 きよし」へ。ご主人の宮本聖氏は、すぐ近くにある老舗「赤坂味一」創業者の次男で、味一と同様に煮干し香る永福町大勝軒系の中華蕎麦を提供している。また味一が昼営業のみなのに対しコチラは夜も営業。
赤坂味一とのダブルネームの白い暖簾をくぐると、店内はカウンター6席とテーブル6席の計12席。麺メニューは「中華蕎麦」一択で、チャーシュー、メンマ、煮卵、海苔、ネギを追加トッピング可能だ。また麺量は並盛が240gで、プラス100円で中盛(320g)か大盛(400g)に、プラス200円で特盛(480g)に増量することが出来る。
そうそう、永福町大勝軒系は並盛でも一般的な大盛に相当する麺量なので注文時にはご注意を。ほか、ご飯や日替わりの丼もの、おつまみセットもあり一杯引っかける事も出来る。この日の丼は「よだれ鶏丼」とのこと。今回は「中華蕎麦 並(700円)」にチャーシュー(200円)と煮卵(100円)をトッピングし注文することに。
待つこと6分ほどで大きな丼が到着。表面に浮かぶラードのおかげでアツアツのスープは、たっぷりの煮干しを使って炊き上げた出汁に動物系出汁を重ねたもの。スッキリした飲み口で嫌な臭みやエグみは皆無。醤油のカエシは控えめで煮干しをストレートに感じられるが、もし塩味が足りない場合は、卓上のカエシボトルで調整を。
そこに合わせるのは永福町系御用達の草村商店製ではなく、船橋は山田食品の中細縮れ麺。特有のワシワシ感がクセになる。チャーシューは噛み応えある豚モモ肉が5枚。肉の旨味を存分に楽しめる逸品だ。煮卵は黄身硬めでやや甘め。ほかメンマ、ナルト、刻みネギが乗る。味一ゆずりの煮干し、あっという間に完食した。煮干し好きはぜひ一度!
<店舗データ>
【店名】 中華蕎麦 きよし
【住所】 千葉県船橋市本町2-11-29
【最寄】 京成本線「京成船橋駅」西口徒歩5分