千葉県トップクラスの煮干しを
京成本線・勝田台駅の南口から大和田方面へ歩いて3分ほどの「中華ソバ 篤々(とくとく)」へ。オープンした年には業界最高権威と言われるTRY=東京ラーメン・オブ・ザ・イヤーの「新人賞 にぼし部門」2位に。その後もTRY常連の人気店である。ご主人は日本蕎麦の世界で修業後にラーメン業界に転身。2016年9月1日に独立創業した。
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店内はカウンター5席と、4人がけテーブル1卓の計9席。混雑時は軒先の帳簿に名前を書き込んで待つスタイルだ。基本メニューは濃口醤油を使った「煮干しソバ」と、白醤油の「生姜煮干しソバ」の2種が主軸で、ほか限定麺=裏ニボも用意している。味付きの替え玉「あえ玉」や数量限定の「ニボだしごはん」もラインナップ。
今回は「煮干しソバ」の特製(980円)と「和え玉(200円)」をオーダーした。スープは片口や平子などの煮干しの出汁に、濃口醤油ベースのカエシを重ねている。アニマルオフとのことだが、クリアで上品な出汁は旨みたっぷり。そこに菅野製麺製の中細ストレート麺を合わせている。ハリとコシがあり、スープとの相性は抜群だ。
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レアな仕上がりのチャーシューは豚肩ロース肉。特製は3枚乗っているが、これがまた絶品だ。そして黄身がトロリとした味玉も良い味である。タマネギは少し熱を加えて辛味を抑え甘味引き出しつつ、シャキっとした食感も残すファインプレー。海苔と一緒に添えられた畳鰯が徐々にスープを含めば、更なる旨みを丼に加えてくれる。
ほか、刻んだ三つ葉、花麩がトッピングされる。このあたりは日本蕎麦がルーツだろうか。そしてお楽しみの「あえ玉」だが、醤油ダレと煮干し粉、アラレ、三つ葉がトッピングされ、そのままでも美味。スープに付けても美味である。最後は卓上の山椒粉をふりかけ味変して完食。千葉県トップクラスの名店、流石と思わせる一杯であった。
<店舗データ>
【店名】 中華ソバ 篤々(とくとく)
【住所】 千葉県八千代市勝田台1-5-27
【最寄】 京成本線「勝田台駅」南口徒歩3分