鹿島港のガテン系御用達「文田食堂」
神栖市の鹿島港南公共埠頭そば、すずらん通り沿いにある老舗「文田食堂」へ。文田と書いて「ぶんた」。神栖には旅客鉄道は走っておらず、最寄りとなると利根川南岸を走るJR成田線・下総橘駅になる。しかし下総橘駅からも4キロほど離れているため、基本は車でのアプローチが前提だ。駐車場は店前に10台分ほど。
化学工場や運送会社の関係者が多い土地柄、安い・早い・旨い、そして盛りが良いと4拍子揃ったコチラの食堂は大人気。作業着姿のガテン系から近所の老夫婦までファン層が広く、昼下がりでも客が絶えない人気ぶりだ。店内はテーブルと小上がりの座卓で合わせて40席ほど。漫画やテレビもあり、ゆっくり過ごすことも出来る。
おかずに山盛りのライス、味噌汁、お新香が付いた「定食」は、トンカツや生姜焼き、肉野菜、うま煮、もつ煮、ホルモン、唐揚げ、鯖味噌、アジフライ、ハンバーグ、エビフライといった定番メニューが揃う。人気なのは、中華丼の餡のような「うま煮」と、味濃いめで肉多めの「ホルモン」だそう。150円引で「おかず」のみの注文もOK。
ほか、カツ丼、肉丼、中華丼、牛丼、親子丼、玉子丼といった丼モノも充実。ラーメン、焼きそば、五目そば、タンメンといった麺メニューや、チャーハンやオムライス、カレーなども用意している。こりゃ毎日通っても飽きないな。今回はラーメン(580円)とホルモンのおかずのみ(800円から150円引)をオーダーすることに。
さすが回転の速さが評判のお店だ。5分とかからず2品が配膳された。ラーメンは鶏ガラベースの醤油清湯。そこに中細の縮れ麺が泳ぐ。さすがガテン系御用達、カエシの塩味が強めのチューニングになっている。脂身の少ないチャーシュー、臭みのないメンマ、ナルト、海苔、ネギが乗る王道のラーメン。たまには悪くない。
そして単品注文のホルモンは甘辛く、濃いめの味付け。こりゃまたご飯に合うこと間違いなし。ビールや日本酒のアテにもピッタリだ。ホルモンをケチらずたっぷり使っているのが嬉しいところ。卓上にある大きなマヨネーズのボトルを絞れば恍惚の時間へ。こんな食堂、近所にあると良いなぁ。次回は白飯との組み合わせで!
<店舗データ>
【店名】 文田食堂(ぶんたしょくどう)
【住所】 茨城県神栖市知手中央6丁目20-20
【最寄】 JR成田線「下総橘駅」徒歩1時間